ロシア海軍黒海艦隊の工作船PM-56はセヴァストーポリへ戻る
- カテゴリ:地中海情勢(2018年)

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2018年3月20日13時28分配信
【黒海艦隊の水上修理所(工作船)PM-56は地中海からセヴァストーポリへ戻る】
黒海艦隊の水上修理所(工作船)PM-56は、地中海からセヴァストーポリへ戻る。
現在、同船は黒海海峡・ボスポラス及びダーダネルスの通過を行なっている。
グループの一員としての滞在期間に同船の乗組員は、地中海で任務を遂行しているロシア海軍の艦船の整備と技術的準備状態の支援を行なった。
以前、遠海ゾーンで水上修理所PM-56は、計画ローテーションに基づいて黒海艦隊の同型船PM-138と交代した。
ロシア海軍の工作船は、交代で地中海東部へ派遣され、約5ヶ月程度のローテーションでシリアのタルトゥースへ駐留し、同海域で行動するロシア海軍艦船の修理やメンテナンスを行なっています。
この数年間は、黒海艦隊のPM-56とPM-138が交互に派遣されていました。


PM-138は、以前には2017年1月下旬から6月中旬まで地中海東部に滞在していました。
[ロシア海軍黒海艦隊の工作船PM-138はシリア沖から戻ってくる]
2017年6月中旬にPM-138と交代したのは、バルト艦隊から派遣されたPM-82でした。
[ロシア海軍バルト艦隊の工作船PM-82はシリア沖に到着した]
2017年10月下旬には、PM-82と交代する為に黒海艦隊のPM-56が地中海東部へ派遣されました。
PM-82は2017年11月13日に母港バルチースクへ帰投しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2017年11月13日17時11分配信
【バルト艦隊の水上修理所(工作船)は地中海からバルチースクへ戻った】
2018年3月8日、PM-56と交代する為、黒海艦隊のPM-138はボスポラス海峡を南方へ通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の工作船PM-138はシリアへ派遣される]
そして3月20日、PM-56はダーダネルス海峡とボスポラス海峡を通過して黒海へ入りました。
PM-56は数日以内にセヴァストーポリへ帰投します。
現在、地中海東部には、以下の艦船を含めた約15隻のロシア海軍艦船が滞在しています。
フリゲート「アドミラル・エッセン」(黒海艦隊):2018年3月13日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
警備艦「プイトリーヴイ」(黒海艦隊):2018年3月14日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
潜水艦「ヴェリキー・ノヴゴロド」(黒海艦隊):2017年9月初頭から地中海東部に滞在
潜水艦「コルピノ」(黒海艦隊):2017年9月初頭から地中海東部に滞在
海洋掃海艦「ヴィツェ・アドミラル・ザハリン」(黒海艦隊):2018年2月21日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
中型偵察艦「エクヴァトル」(黒海艦隊):2018年2月6日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
大型揚陸艦「アゾフ」(黒海艦隊):2018年3月15日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
大型揚陸艦「ミンスク」(バルト艦隊):2018年3月12日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
大型海洋給油船「イワン・ブブノフ」(黒海艦隊):2018年1月29日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
救助曳船SB-729(黒海艦隊):2018年2月21日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
工作船PM-138(黒海艦隊):2018年3月8日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
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