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ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイは海上訓練を行なった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2018年3月20日17時38分配信
【バルト艦隊の警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」は錬成任務の枠組みで仮想目標への攻撃行動へ取り組んだ】

バルト艦隊警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」は、錬成任務の枠組みにおいて艦隊の海上射爆場で、仮想海上および空中目標へのミサイル及び砲複合体での攻撃の為の艦の戦闘班の行動へ取り組んだ。

訓練を行なう艦の乗組員は電波電子妨害を発信し、移動中の艦のダメージコントロール演習を実施し、狭い場所を通過し、視界の制限された条件で航行し、更には、対水中工作活動へ参加した。

この他、艦の乗組員は艦上航空隊のヘリコプターKa-27の使用へ取り組んだ。
海上飛行士は、艦の対空防衛手段の上空飛行を行ない、更には、明るい時間帯と暗い時間帯に艦の発着場へのヘリコプターの着艦を行なった。

艦の錬成任務への移行時には、総計で10回以上の戦闘訓練の実行が控えている。

錬成任務(K-2)は、バルト艦隊の全ての水上構成(水上艦艇)の戦闘熟練度の試験である。
その枠組みで、乗組員の準備段階、指示された任務を海上で遂行する各艦の状態が評価され、更には様々な作戦-戦術状況での単独戦闘を行なう。



プロジェクト11540警備艦の2番艦「ヤロスラフ・ムードルイ」は、カリーニングラード造船所で1988年5月27日に起工され、1990年に進水しましたが、1991年12月のソ連邦解体以降は財政難により建造工事は中断されました。
[ネウストラシムイ級2番艦ヤロスラフ・ムードルイ]

2000年代半ばから工事は再開され、2009年6月19日にロシア海軍へ引き渡されました。
[ネウストラシムイ級2番艦「ヤロスラフ・ムードルイ」はロシア海軍へ納入された]

2009年7月24日、バルト艦隊へ編入されました。
[フリゲート「ヤロスラフ・ムードルイ」、バルト艦隊に編入]

2011年末から2012年初頭に掛けて重航空巡洋艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ」の地中海遠征へ参加しました。
[アドミラル・クズネツォフ地中海遠征2011-2012]

2012年4月からロシア皇帝家(ロマノフ家)の後援を受ける事になりました。
[ロマノフ家は警備艦ヤロスラフ・ムードルイを後援する]

2012年6月末には国際海軍演習FRUKUS(France、Russia、United Kingdom、United States)へ参加しました。
[バルト艦隊フリゲート「ヤロスラフ・ムードルイ」は、国際海軍演習「FRUKUS-2012」に参加する]

2012年7月初頭から9月末まで地中海への遠距離航海を実施しました。
[北方・バルト・黒海艦隊合同艦船グループの地中海遠征(2012年7月-9月)]

2012年12月17日から2013年7月5日まで地中海への遠距離航海を実施しました。
[バルト艦隊艦船は地中海へ向かった]
[バルト艦隊艦船部隊は地中海から戻ってきた]

この間の2013年1月下旬には、地中海東部及び黒海で実施されたロシア海軍3艦隊(黒海艦隊、バルト艦隊、北方艦隊)合同演習に参加しました。
[ロシア海軍3艦隊合同演習(2013年1月下旬) ]

2014年8月9日から2015年2月21日まで、地中海、アデン湾、インド洋、東南アジアへの遠距離航海を行ないました。
[警備艦ヤロスラフ・ムードルイ遠距離航海(2014年8月-2015年2月)]

帰港後はガスタービンエンジンの修理が行なわれました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦(フリゲート)ヤロスラフ・ムードルイはガスタービンエンジン修理後の係留試験を行なった]

2016年4月に復帰しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはコルベット"ボイキー"と共に砲撃訓練を行なった]

2016年6月1日から12月19日まで地中海、アデン湾、大西洋、カリブ海への遠距離航海を行ないました。
[警備艦ヤロスラフ・ムードルイ遠距離航海(2016年6月-12月)]

2017年5月初頭からクロンシュタット海洋工場でオーバーホールが行なわれました。
[バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイは『ロシア海軍の日』の観艦式へ参加する為にクロンシュタットでメンテナンスを行なう]

そして2018年3月20日、戦闘訓練の為に出航しました。
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