ロシア海軍太平洋艦隊の通常動力潜水艦2隻は日本海で『決闘』を行なった
- カテゴリ:ロシア太平洋艦隊(2018年)

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2018年3月21日6時10分配信
【太平洋艦隊のディーゼル潜水艦の乗組員は水中決闘演習を実施した】
沿海地方に駐留する太平洋艦隊のディーゼル潜水艦連合部隊の艦は、錬成任務L-2の要素へ取り組んでいる。
それは、意図された任務を遂行する為の水中艦の準備プログラムの切り離す事のできない部分であり、様々な作戦-戦術環境下で戦闘訓練を実施する。
L-2任務への取り組みの枠組みにおいて、太平洋艦隊の2隻の潜水艦は、戦闘訓練射爆場で、双方とも武器を使用する仮想敵潜水艦の捜索及び攻撃の演習を実施した。
潜水艦の内の1隻は、仮想敵の潜水艦を探知し、それを攻撃する。
他の水中艦は回避機動を行ない、演習用魚雷の実地射撃を行なう。
潜水艦の乗組員は更に、機雷源を突破する訓練を行なった。
その後、潜水艦乗員は、戦闘訓練射爆場で固有の任務へ取り組んでいる太平洋艦隊の対潜艦の為の任務を果たした。

現在、ロシア太平洋艦隊には6隻のプロジェクト877ディーゼルエレクトリック潜水艦が在籍し、ウラジオストク南部のウリス湾に駐留しています。
(この他にも3隻の潜水艦が居るものの、事実上退役している)
[第19潜水艦旅団]
B-394「ヌルラト」(1988年12月30日就役)修理中
B-464「ウスチ-カムチャツク」(1990年1月30日就役)
B-494「ウスチ-ボリシェレツク」(1990年12月30日就役)
B-187「コムソモリスク・ナ・アムーレ」(1991年12月30日就役)近代改装後、2017年1月27日に再就役
B-190「クラスノカメンスク」(1992年12月30日就役)
B-345「モゴーチャ」(1994年1月22日就役)
太平洋艦隊の約20隻の艦船は、2018年3月20日からピョートル大帝湾で演習を行なっており、第19潜水艦旅団の潜水艦も参加しています。
[ロシア海軍太平洋艦隊の約20隻の艦船はピョートル大帝湾で演習を行なった]
演習2日目の3月21日には、2隻の同型潜水艦による『決闘』(対決)方式の演習が行なわれました。
(艦名は明らかにされませんでしたが)
潜水艦同士の『決闘』演習は以前から実施されており、昨年には少なくとも2回実施されました。
2017年3月10日:北方艦隊の戦略用途原子力水中巡洋艦「ユーリー・ドルゴルーキー」と原子力大型潜水艦「オブニンスク」
[ロシア海軍北方艦隊の原子力戦略用途水中巡洋艦ユーリー・ドルゴルーキーと原子力大型潜水艦オブニンスクはバレンツ海で『決闘』を行なった]
2017年9月15日:太平洋艦隊の戦略用途原子力水中巡洋艦「リャザン」と原子力巡洋潜水艦「クズバス」
[ロシア海軍太平洋艦隊の戦略用途原子力水中巡洋艦リャザンと原子力巡洋潜水艦クズバスは『決闘』を行なった]
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