ロシア海軍バルト艦隊の戦闘機Su-27はバルト海上空で空中戦闘訓練を行なった
- カテゴリ:戦闘機Su-27(バルト艦隊)

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2018年3月22日16時29分配信
【バルト艦隊海軍航空隊のSu-27パイロットはバルト海上空で空中戦闘の計画演習を行なった】
バルト艦隊海軍航空隊航空基地の戦闘機飛行隊の飛行士はフライトを実施し、仮想敵航空機との戦術管理空中戦闘へ取り組んだ。
戦闘機Su-27乗員は、空で様々な複合戦闘訓練の要素を実行し、様々な高度と様々な時間帯に攻撃及び防衛機動を用いた操縦技術の向上に特別な注意を払った。
予定ルートを飛行するロシア戦闘機は、バルト海の中立水域上空で空中空間使用の国際規則に厳密に従い、合同で空中移動の組織的統制を行なった。
戦術戦闘中にSu-27乗員は、交代で仮想敵航空機の捜索、探知、破壊へ取り組んだ。
バルト艦隊海軍航空隊の戦闘機や爆撃機は、ロシア連邦の飛び地カリーニングラード州へ配備されています。

カリーニングラード州のチェルニャホフスク飛行場に駐留する第4親衛独立海洋襲撃機航空連隊は、20機程度の前線爆撃機Su-24Mと6機程度の偵察機Su-24MRを保有しています。




カリーニングラード州のチカロフスク飛行場に駐留する第689親衛戦闘機航空連隊は、18機程度の戦闘機Su-27及びSu-27UBを保有しています。
ロシア海軍で戦闘機Su-27を保有しているのは、バルト艦隊航空隊のみです。


第689親衛戦闘機航空連隊は1939年9月5日に創設され、大祖国戦争に参戦し、1953年秋に海軍航空隊へ移管されたものの、1978年には空軍へ戻り、1986年には防空軍へ移管され、1994年12月には再び海軍へ移管され、現在に至っています。
現在の装備機Su-27は1990年に導入されました。

この他、チェルニャホフスク飛行場は、2016年12月初頭から多用途複座戦闘機Su-30SMの配備が始まっています。
[ロシア海軍バルト艦隊へ多用途複座戦闘機Su-30SMが配備される]
続いて2017年には、5機のSu-30SMがチェルニャホフスク飛行場へ配備されました。
(つまり、現在までに計6機)
[ロシア海軍バルト艦隊は2機の多用途複座戦闘機Su-30SMを受領した]
[ロシア海軍バルト艦隊航空隊は3機の多用途複座戦闘機Su-30SMを受領した]
2018年1月26日には、Su-27、Su-24M、Su-30SMが参加する演習が行なわれました。
[ロシア海軍バルト艦隊航空隊の戦闘機Su-27、前線爆撃機Su-24、多用途戦闘機Su-30SMは戦闘飛行訓練を行なった]
2018年2月8日には、Su-30SMが「敵役」を務め、Su-30SMから発射された有翼ミサイル(巡航ミサイル)をSu-27が迎撃するというシナリオの演習が行なわれています。
[ロシア海軍バルト艦隊の戦闘機Su-27は巡航ミサイルの迎撃訓練を行なった]
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