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ロシア海軍兵学校の生徒はセヴァストーポリからウラジオストクまでの遠洋実習航海へ参加する

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア連邦国防省情報・マスコミュニケーション部発表
2018年3月24日17時53分配信
【海軍兵学校の生徒はセヴァストーポリからウラジオストクへの遠距離航海に参加する】

(ロシア)海軍総司令部の計画に沿って、ロシア海軍研修-研究センター海軍兵学校(ピョートル大帝兵学校)の200名以上の第2及び第4コースの生徒は、軍艦「ペレコプ」セヴァストーポリからウラジオストクへの遠距離航海に参加する。
この航路を行く生徒は、伝統あるロシア海軍研修学校の歴史上初めての遠洋航海へ参加する。

航海期間中の航海及び海軍兵学校生徒の海上実習の指揮官は、海軍兵学校校長ウラジーミル・ソコロフ少将である。
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3月26日、海軍兵学校生徒はサンクトペテルブルクから到着し、練習艦「ペレコプ」へ乗り込む。
今週に彼らは一連の規定艦内演習及び訓練を含む航海前の準備を行ない、艦の配置、戦闘見張り、航海学級練習、海峡通過の際の行動、ダメージコントロール活動についての知識を得る。

計画では、4月1日に練習艦「ペレコプ」セヴァストーポリから出航し、承認された航路の移動を開始する。
航海は2ヶ月に渡り、その中でピョートル大帝兵学校の生徒は、海上実習の完全なコースを実施する。



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プロジェクト877練習艦の2番艦「ペレコプ」は、ポーランドグダニスク造船所で1976年4月24日に起工され、1976年12月11日に進水し、1977年9月30日にソ連海軍へ就役しました。

現在はバルト艦隊に所属し、クロンシュタット港に駐留しています。

「ペレコプ」(310)は、2013年8月から2016年11月までブルガリアヴァルナの艦船修理工場で大規模なオーバーホールを行ないました。
(ソヴィエト連邦時代のブルガリアの債務返還の一環として)

復帰後、2017年には地中海、黒海(セヴァストーポリ)までの遠洋実習航海を行ない、同年8月にギリシャピレウス、9月にはポルトガルリスボンを訪れました。



今年の「ペレコプ」の遠洋実習航海は、これまでの地中海黒海(セヴァストーポリ)だけではなく、極東方面(ウラジオストク)、更には北極海まで行く事になります。
[ロシア海軍の練習艦ペレコプは北極海及び極東への遠洋実習航海を準備する]
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2018年3月1日、「ペレコプ」サンクトペテルブルク海軍兵学校の生徒を乗せてクロンシュタット港を抜錨し、遠洋実習航海へと出発しました。
[ロシア海軍の練習艦ペレコプは士官候補生の遠洋実習航海へ出発した]

3月5日には北海へ入りました。
[遠洋実習航海中のロシア海軍の練習艦ペレコプは北海へ入った]

「ペレコプ」ヨーロッパ大陸沿いに南下し、3月9日にはラ・マンシュ海峡(英仏海峡)を通過しました。
[遠洋実習航海中のロシア海軍の練習艦ペレコプは英仏海峡を通過した]

その後、更にヨーロッパ大陸に沿って南下し、3月12日にはジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
[遠洋実習航海中のロシア海軍の練習艦ペレコプは地中海へ入った]
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「ペレコプ」地中海を東進して3月17日にはボスポラス海峡を北上し、黒海へ入り、その後、セヴァストーポリへ入港しました。

ここでクロンシュタット港から乗っていた生徒は艦を降り、新たにサンクトペテルブルク海軍兵学校から200名以上の生徒が3月26日にセヴァストーポリへ到着します。

航海へ出発する前の生徒の訓練を行なった後、4月1日に「ペレコプ」セヴァストーポリを抜錨し、ウラジオストクへ向かいます。
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