ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・トリブツとアドミラル・ヴィノグラードフは対空戦闘訓練を行ない、短距離艦対空ミサイルを発射した
- カテゴリ:ロシア太平洋艦隊(2018年)


『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2018年3月27日5時30分配信
【太平洋艦隊の大型対潜艦は空中目標へのミサイル射撃を実施した】
本日、戦闘訓練計画に従い、太平洋艦隊の大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」と「アドミラル・ヴィノグラードフ」は、艦隊の海軍航空隊の遠距離対潜航空機Tu-142と連携して、仮想敵の空中攻撃手段の攻撃を撃退する演習を実施した。
ピョートル大帝湾の射爆場の1つで行なわれた演習の想定では、大型対潜艦は空中攻撃を受けた。
仮想敵に対し、艦は自衛高射ミサイル複合体「キンジャール」を使用し、模擬空中目標へ4発の高射ミサイルの発射を行なった。
前日、これらの艦は対潜打撃グループを構成して行動し、仮想敵潜水艦から魚雷で攻撃され、2度の対潜ミサイル-魚雷及び反応深海爆雷の発射を行なった。
太平洋艦隊の約20隻の艦船は、2018年3月20日からピョートル大帝湾で演習を開始しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の約20隻の艦船はピョートル大帝湾で演習を行なった]
大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」(564)と「アドミラル・ヴィノグラードフ」(572)は、演習1日目には機雷敷設訓練を行ない、大型揚陸艦「オスリャービャ」(077)は砲撃訓練を行ないました。
3月21日には、大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」の対空防衛訓練、潜水艦2隻による『決闘』(対決)方式の演習などが行なわれました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・トリブツは日本海の対空防衛演習で実弾射撃を行なった]
3月22日には、沿海地方での上陸訓練が行なわれ(おそらくはクレルカ岬)、大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」と「アドミラル・ヴィノグラードフ」などによる砲撃支援の後、大型揚陸艦「オスリャービャ」が海軍歩兵部隊を上陸させました。
[ロシア海軍太平洋艦隊は沿海地方で上陸演習を行なった]
3月26日には、大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」と「アドミラル・ヴィノグラードフ」による対潜戦闘訓練が行なわれました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・トリブツとアドミラル・ヴィノグラードフは対潜戦闘訓練を行なった]
3月27日には、大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」と「アドミラル・ヴィノグラードフ」による対空戦闘訓練が行なわれ、空中標的へ短距離艦対空ミサイル「キンジャール」を発射しました。

空中標的を投下したのは、ハバロフスク地方のカーメニ・ルチェイ飛行場に駐留している遠距離対潜哨戒機Tu-142M3のようです。



- 関連記事
-
- ロシア海軍太平洋艦隊の水上戦闘艦は沿海地方及びカムチャツカの演習で海上標的へ艦対空ミサイルを発射した
- ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグと大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフは日本海で対潜戦闘訓練を行なった
- ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・トリブツとアドミラル・ヴィノグラードフは対空戦闘訓練を行ない、短距離艦対空ミサイルを発射した
- ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・トリブツとアドミラル・ヴィノグラードフは対潜戦闘訓練を行なった
- ロシア海軍太平洋艦隊は沿海地方で上陸演習を行なった
スポンサーサイト