ロシア海軍バルト艦隊の親衛コルベット"ソーブラジテルヌイ"はバルト海で対空戦闘演習を行なった

『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2018年4月7日19時8分配信
【コルベット「ソーブラジテルヌイ」はバルト海の演習で戦闘射撃を実施した】
モスクワ、4月7日、インタファクス-AVN
バルト艦隊のコルベット「ソーブラジテルヌイ」乗組員は、演習中に高射ミサイル複合体「リドゥート」からの戦闘射撃により仮想敵のミサイル攻撃を撃退した。
西方軍管区下のバルト艦隊広報サービス・情報供給部長ローマン・マルトフ1等海佐は発表した。
「出航中のコルベット"ソーブラジテルヌイ"乗組員は、仮想敵の有翼ミサイルを模した困難な海上標的のミサイル攻撃を撃退する任務を遂行しました。
ソーブラジテルヌイ乗組員は、海上配置高射ミサイル複合体リドゥートを使用して標的への射撃を行ないました。
空中標的ダニ-Mは、初めてカリーニングラード州のタラン岬地域から発射されました」

ローマン・マルトフは土曜日に『インタファクス』へ伝えた。
彼は、射撃が「敵の」対電波電子手段により妨害が発信されているという困難な条件下で実施されたことを指摘した。
「演習が行われているバルト艦隊の海上射爆場は、民間船舶の航行及び航空機の飛行の一時的な禁止が通告されました。
任務は、艦隊の10隻以上の水上艦及び支援船により保障され、行動実施の安全は高いレベルで保障されました」
ローマン・マルトフは付け加えた。
射撃任務の遂行後、艦の乗組員は、一連の艦上演習~電波電子戦闘、ダメージコントロール、対水中工作防衛、狭い場所での艦の操艦及び航行の要素への取り組み~を実施した。
バルト艦隊は、今週に戦闘射撃を伴う大規模な機動演習を行ない、リトアニア及びラトビアの不安を引き起こした。

水曜日、バルチースク海軍基地から小型ロケット艦「セルプホフ」、「ゼリョヌイ・ドル」、「リヴェン」、「パッサート」が出航した。
それ以前にはバルト艦隊のコルベット「ステレグーシチー」、「ソーブラジテルヌイ」、「ストイーキー」、警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」が出航した。
この前の木曜日、アメリカ合衆国、グレードブリテン、スウェーデンを含む5機の西側の軍用航空機は、NATO指揮下でバルト地域のロシア境界線付近の偵察飛行と、西側の航空手段による追跡及び監視を行なった。
空中標的「ダニ-M」は、部隊の戦闘訓練及び戦闘機の兵装複合体、高射ミサイル、砲や射撃複合体の試験の為に意図されている。
空中標的「ダニ-M」は、有翼ミサイルの模倣、戦術航空隊の航空機の部分的な模倣を提供する。

バルト艦隊の親衛コルベット「ソーブラジテルヌイ」(プロジェクト20380、2011年10月14日就役)は、2017年10月14日から2018年1月14日まで地中海・アデン湾への遠距離航海を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊の新鋭コルベットは地中海・アデン湾遠征を終えて帰投した]
2018年4月3日からバルト海でバルト艦隊水上艦の演習が始まりました。
4月3日、警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」(プロジェクト11540)、コルベット「ステレグーシチー」、「ソーブラジテルヌイ」、「ストイーキー」(プロジェクト20380)はバルチースク基地を抜錨しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2018年4月3日19時43分配信
【バルト艦隊の艦は意図された任務を遂行する為に出航した】
翌4月4日には、小型ロケット艦「セルプホフ」、「ゼリョヌイ・ドル」(プロジェクト21631)、「リヴェン」、「パッサート」(プロジェクト12341)がバルチースク基地より出航しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2018年4月4日19時52分配信
【バルト艦隊のロケット艦は戦闘演習任務を遂行するためにバルチースク海軍基地を出た】
4月5日、警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」、コルベット「ステレグーシチー」、「ソーブラジテルヌイ」、「ストイーキー」の4隻は、対空防衛戦闘訓練を行ないました。
「ヤロスラフ・ムードルイ」は高射ミサイル複合体「キンジャール」、「ステレグーシチー」は高射ミサイル砲複合体「コールチク」、それ以外の艦はAK-630M 30mm機関砲で空中標的を撃墜しました。
空中標的はバルト艦隊海軍航空隊の航空機から射出されました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2018年4月5日14時40分配信
【バルト艦隊艦船グループは上空飛行する仮想敵の空中攻撃手段を撃退した】
同じ4月5日、小型ロケット艦「セルプホフ」、「ゼリョヌイ・ドル」、「リヴェン」、「パッサート」の4隻は、対艦ミサイルの模擬発射を行ないました。
その後、4隻は海上目標及び空中目標への砲撃、更には電波電子妨害、ダメージコントロール、対水中工作、艦同士の通信などの訓練を行ないました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2018年4月5日17時2分配信
【バルト艦隊の打撃艦グループは仮想敵艦船支隊を破壊した】
4月6日には、これらのバルト海に居る水上艦を目標にして、カリーニングラード州に駐留している超音速地対艦ミサイル「バスチオン」部隊が対艦ミサイルの模擬発射を行ないました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2018年4月6日16時45分配信
【バルト艦隊のミサイル複合体「バスチオン」班は仮想敵の艦船へ打撃を与える行動へ取り組んだ】
そして4月7日、親衛コルベット「ソーブラジテルヌイ」は、高射ミサイル複合体「リドゥート」を使用した対空戦闘訓練を行ない、空中標的を撃墜しました。
記事中に登場する「ダニ-M」は、地上(トラック)から射出する対空戦闘訓練用の空中標的です。


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