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ロシア海軍太平洋艦隊のボレイ級戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ウラジーミル・モノマーフとアレクサンドル・ネフスキーはカムチャツカ沖で『決闘』を行なった

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『タス通信』より
2018年4月16日4時10分配信
【太平洋艦隊の原子力水中巡洋艦はカムチャツカでの演習中に水中で「決闘」を行なった】
タス通信、4月16日

太平洋艦隊原子力水中巡洋艦カムチャツカでの演習中に水中で「決闘」を行ない、その際に潜水艦の1隻は「敵」への演習用魚雷の射撃を実施した。
太平洋艦隊の公式代理人ニコライ・ヴォスクレセンスキー2等海佐は発表した。

「戦闘訓練計画に沿って、戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ウラジーミル・モノマーフは、潜水艦グループの一員としての行動へ取り組み、仮想敵潜水艦の捜索及び追跡を行ないました。
『敵』側として行動したのは、もう1隻の戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦アレクサンドル・ネフスキーです」
ヴォスクレセンスキー
は話した。

戦略水中巡洋艦の乗組員は、双方が兵器及び水中音響手段を用いた潜水艦の攻撃及び反撃の演習を実施した。

「ウラジーミル・モノマーフ」は、「敵」潜水艦への演習用魚雷の射撃を実施し、応戦攻撃から逃れた。



ロシア海軍第4世代原子力潜水艦プロジェクト955「ボレイ」戦略用途原子力水中巡洋艦の3番艦K-551「ウラジーミル・モノマーフ」は、2006年3月19日に起工、2012年12月30日に進水2014年12月10日に竣工、12月19日にロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊第25潜水艦師団へ編入されました。
[第3のボレイ級戦略原潜ウラジーミル・モノマーフはロシア海軍へ就役した]

2016年9月26日にカムチャツカヴィリュチンスク基地へ到着しました。
[ロシア海軍最新鋭戦略原潜ウラジーミル・モノマーフはカムチャツカ半島の太平洋艦隊原潜基地へ到着した]


「ボレイ」級2番艦のK-550「アレクサンドル・ネフスキー」は、2004年3月19日に起工され、2010年12月6日に進水し、2013年12月23日にロシア連邦海軍へ引き渡され、太平洋艦隊へ編入されました。
[ボレイ級戦略原潜2番艦アレクサンドル・ネフスキーはロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]

2015年9月30日にカムチャツカヴィリュチンスク基地へ到着しました。
[ロシア海軍新世代戦略原潜アレクサンドル・ネフスキーはカムチャツカ半島の原潜基地へ到着した]

その後はオホーツク海での戦略核パトロール任務に就いています。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新戦略原潜アレクサンドル・ネフスキーは任務を終えて帰投した]


ヴィリュチンスク基地に到着した後は、その動向は殆ど明らかにされていない2隻の戦略原潜ですが、2018年4月16日には、対決方式の『決闘』演習を行ないました。


ロシア海軍潜水艦同士の『決闘』演習は以前から実施されており、昨年(2017年)には少なくとも2回実施されました。

2017年3月10日:北方艦隊戦略用途原子力水中巡洋艦「ユーリー・ドルゴルーキー」原子力大型潜水艦「オブニンスク」
[ロシア海軍北方艦隊の原子力戦略用途水中巡洋艦ユーリー・ドルゴルーキーと原子力大型潜水艦オブニンスクはバレンツ海で『決闘』を行なった]

2017年9月15日:太平洋艦隊戦略用途原子力水中巡洋艦「リャザン」原子力巡洋潜水艦「クズバス」
[ロシア海軍太平洋艦隊の戦略用途原子力水中巡洋艦リャザンと原子力巡洋潜水艦クズバスは『決闘』を行なった]

今年(2018年)には、日本海太平洋艦隊通常動力潜水艦(プロジェクト877)2隻が『決闘』演習を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の通常動力潜水艦2隻は日本海で『決闘』を行なった]


通常、『決闘』演習戦略原潜攻撃原潜により行なわれますが、今回は、珍しく戦略原潜同士が「対決」しました。
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