ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグは日本海で対艦ミサイル発射訓練を行なう
- カテゴリ:ロシア太平洋艦隊(2018年)

『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2018年4月20日13時58分配信
【太平洋艦隊の艦船は演習の枠組みで射撃、電波電子戦闘と対水中工作防衛を実施する】
モスクワ、4月20日、インタファクス-AVN
太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」は、演習の枠組みにおいて日本海でミサイル及び砲射撃を実施する。
金曜日にロシア連邦国防省は発表した。
「冬季演習期間の監査試験への移行の枠組みで、太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグ乗組員は、仮想敵の水上艦を模した海上目標への有翼ミサイル複合体バザーリト(ヴルカーン)のミサイル射撃を実施します」
国防省のサイトには、こう記載されている。
更に旗艦の乗組員は、海上および空中目標へ、砲及び高射ミサイル複合体「オサー」を使用した複合射撃を実施する。
次に、大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」は、模擬空中目標へ高射ミサイル複合体「キンジャール」の射撃を実施する。
「砲撃任務を遂行した後、艦の乗組員は、浮遊機雷を破壊する実地課題へ取り組み、電波電子戦闘、対水中工作防衛、艦の生存への対処(ダメージコントロール)の訓練を行ないます」
国防省は付け加えた。
以前、艦隊の代理人ニコライ・ヴォスクレセンスキー2等海佐は、演習の様々な段階に30隻の艦隊の戦闘艦及び補助船、海軍航空隊の20機の航空機及びヘリコプターが関わると伝えた。
彼によると、海上で艦は戦術グループを構成し、対潜任務を果たし、支隊の組織的対空防衛へ取り組み、海上遭遇戦闘を行なう。
演習は、今月末まで続く太平洋艦隊の冬季演習期間の結果の監査の枠組みで実施される。
ロシア太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」(011、1990年1月7日就役)は、2017年4月1日から6月14日まで東南アジアへの遠洋航海を行ないました。
[親衛ロケット巡洋艦ワリャーグ東南アジア遠征(2017年4月-6月)]
帰港後、6月末から7月初頭に掛けてオホーツク海で演習を実施しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊主力水上部隊は対空戦闘演習を行なった]
2017年9月下旬、日本海及びオホーツク海で実施された中国海軍との合同演習『海洋協同-2017』(第2段階)へ参加しました。
[ロシア-中国海軍合同演習『海洋協同-2017』(2017年7月、9月)]
合同演習が終わった後もオホーツク海に滞在し、10月9日には、原子力水中巡洋艦「トムスク」と共に海上目標への有翼ミサイル発射訓練を行ないました。
(「ワリャーグ」は対艦ミサイル「ヴルカーン」、「トムスク」は対艦ミサイル「グラニート」を発射)
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2017年10月9日3時47分配信
【巡洋艦「ワリャーグ」及び潜水艦「トムスク」は水上標的への有翼ミサイル射撃を実施した】
10月12日には大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」と共に対水上及び対空砲撃訓練を行ないました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2017年10月12日6時7分配信
【太平洋艦隊の艦は水上及び空中標的への砲射撃を実施した】
10月14日にラペルーズ海峡を西へ通過し、その後、ウラジオストクへ帰港しました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2017年10月16日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】
2018年2月2日には太平洋艦隊の大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」の演習の「相手役」を務めています。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフは艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグと共に演習を実施した]
2月23日にナヒーモフ勲章を授与されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグはナヒーモフ勲章を授与された]
「ワリャーグ」は、3月20日から始まった太平洋艦隊の演習へ参加しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の約20隻の艦船はピョートル大帝湾で演習を行なった]
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグと大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフは日本海で対潜戦闘訓練を行なった]
沿海地方に駐留するロシア太平洋艦隊の各部隊は、4月20日から戦術演習を開始しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2018年4月20日3時45分配信
【30隻の戦闘艦及び補助船は太平洋艦隊部隊の双務戦術演習へ参加する】
まず最初に、5隻の基地掃海艇が、演習参加艦の基地(ウラジオストク)からの出航を先導しました。
その後、大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」と「アドミラル・ヴィノグラードフ」は、艦載ヘリコプターKa-27PLと共に潜水艦の捜索訓練を行ないました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2018年4月20日6時0分配信
【太平洋艦隊の艦は演習中に掃海艇による部隊先導及び仮想敵潜水艦の捜索へ取り組んだ】
今後、「ワリャーグ」は、戦術演習で対艦ミサイル「ヴルカーン」及び高射ミサイル「オサー-MA」を発射します。
- 関連記事
-
- ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグは日本海で艦対空ミサイル"フォルト"を発射した
- ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグは日本海で対艦ミサイル"ヴルカーン"を発射した
- ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグは日本海で対艦ミサイル発射訓練を行なう
- ロシア海軍太平洋艦隊の潜水艦救助船アラゲズとバチスカーフAS-30はカムチャツカ沖で潜水艦救助訓練を行なった
- ロシア海軍太平洋艦隊の水上戦闘艦は沿海地方及びカムチャツカの演習で海上標的へ艦対空ミサイルを発射した
スポンサーサイト