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ロシア海軍の最新偵察艦イワン・フルスはバルト海で洋上試験を行なっている

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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2018年4月20日11時48分配信
【通信船「イワン・フルス」の工場航行試験は最終直面へ入った】

新たなプロジェクト18280通信船「イワン・フルス」の工場航行試験は80パーセント完了している。
4月20日・金曜日に『北方造船所』広報サービスが発表したように、間もなく乗組員と試験実施チームは、国家受領試験プログラムの開始を計画している。


現在、船では200名以上の乗組員及び試験実施チームが作業していると広報サービスは付け加えた。
同船は、様々なモードでの動力装置制御システムの試験を行ない、投錨装置及び操舵装置、水中音響複合体、通信装置、航法システム及び他の設備をテストしている。
「イワン・フルス」乗組員は、船の航海性能~その操作性、機動性をチェックしている。

「イワン・フルス」は、第2のプロジェクト18280偵察船であり、黒海艦隊への引き渡しが計画されている。
トップの偵察艦「ユーリー・イワノフ」は2015年11月から北方艦隊で勤務に就いている。

今年2月、『北方造船所』総取締役イーゴリ・ポノマリョフは、「イワン・フルス」は今春に海軍へ引き渡すと発言した。

プロジェクト18280船は、通信の保障、艦隊の統制、電波偵察を行う為に意図されている。
現代的な電子デジタル制御システム、更には、自動通信システム及び電波航法システムを装備する。
経済性は向上している。

船の全長は95メートル、幅16メートル、排水量4000トン。
速力16ノット、航続距離8000海里、乗組員131名。



ロシア海軍新世代偵察艦プロジェクト18280の2番艦「イワン・フルス」は、サンクトペテルブルク『北方造船所』で2013年11月14日に起工されました。
[サンクトペテルブルク北方造船所はプロジェクト22350フリゲート「アドミラル・イサコフ」(と偵察艦「イワン・フルス」)を起工した]

起工から3年半後の2017年5月16日に進水しました。
[ロシア海軍の為の新世代偵察艦イワン・フルスはサンクトペテルブルクで進水した]



「イワン・フルス」は2017年5月末から造船所の岸壁で係留試験を開始し、2018年2月7日に工場航行試験へと出発しました。

[ロシア海軍の最新偵察艦イワン・フルスは洋上試験を開始した]

それから2ヶ月以上経った4月20日の時点で、工場航行試験は80パーセント完了しており、近いうちに試験の次の段階である国家受領試験を開始できるでしょう。

国家受領試験が終われば造船所へ戻り、海軍への引き渡し準備(最終点検など)が行なわれます。

「イワン・フルス」ロシア海軍への引き渡しは、2018年春に予定されています。

「イワン・フルス」は、2017年4月27日にトルコ沖で民間船と衝突して沈没した偵察艦「リマン」の代わりとして、黒海艦隊へ配備されます。
[ロシア海軍黒海艦隊の偵察艦リマンはイスタンブール沖で民間船と衝突し沈没した]


プロジェクト18280偵察艦の1番艦「ユーリー・イワノフ」は、2014年12月末にロシア海軍へ納入され、2015年7月26日に海軍旗初掲揚式典を開催して正式に就役しました。
2015年11月に北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着し、現在は北方艦隊の一員として任務を遂行しています。
[ロシア海軍最新鋭偵察艦ユーリー・イワノフは北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着した]
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