ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイと大型揚陸艦ミンスクは北大西洋で演習を行なった


『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2018年4月23日14時25分配信
【バルト艦隊の艦は北大西洋で計画合同演習を実施した】
バルト艦隊の警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」及び大型揚陸艦「ミンスク」の乗組員は、計画合同演習を実施した。
遠距離航海任務を遂行している双方の艦は、北大西洋の指定地点で会合した。
ロシア船員は一連の対空、対艦、対潜防衛演習及び訓練を行ない、組織的通信の課題へ取り組んだ。
この他、「ヤロスラフ・ムードルイ」乗組員は、艦上目標指示システムの助力を得て海上目標への電子ミサイル発射を行なった。
ミサイル射撃は、艦の主要打撃兵器~対艦ミサイル複合体「ウラン」を用いて実施された。
海上での戦闘演習活動に加え、乗組員は、艦載システムの運用に関連する問題、組織的な日常活動、更には給油船「レナ」からの艦への在庫の補充へ取り組んだ。
大西洋での任務を遂行した後、大型揚陸艦「ミンスク」は北海へ進路を取り、警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」及び給油船「レナ」の乗組員は、遠距離航海計画に沿ってルート上の移動を続ける。
艦の物資及び兵装は標準モードで機能している。
船員は、必要な艦の全てのシステムの計画予防メンテナンス及び他の専門作業を行なっている。
[参照]
警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」と給油船「レナ」で構成されるバルト艦隊艦船支隊は、4月15日にバルチースク軍港を去り、地中海のロシア海軍常設作戦連合部隊の戦力の計画ローテーションの枠組みで地中海へ進路を取った。
大型揚陸艦「ミンスク」は2017年10月4日にバルチースクから遠距離航海へ出発した。
艦の乗組員は、ロシア海軍常設作戦連合部隊の一員として、地中海で指示された任務を遂行した。
現在、艦は恒常駐留場所~バルチースクへの移動を行なっている。
バルト艦隊の警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」と給油船「レナ」は2018年4月15日にバルチースク基地を抜錨し、地中海への遠距離航海へ出発しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイは地中海へ向かった]
その後、バルト海を出て北海へ入り、4月21日にはラマンシュ海峡(英仏海峡)へ入りました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはラマンシュ海峡(英仏海峡)を通過する]
バルト艦隊の大型揚陸艦「ミンスク」は2017年10月4日にバルチースク基地を出航し、同年11月上旬から2018年4月上旬まで「シリア・エクスプレス」と呼ばれる黒海沿岸からシリアのタルトゥース港への輸送任務に従事しました。
その後、4月14日にジブラルタル海峡を通過し、4月16日から18日までポルトガルのリスボン港を訪れました。
[『シリア・エクスプレス』を終えたロシア海軍バルト艦隊の大型揚陸艦ミンスクはポルトガルのリスボンを訪れた]
そして4月23日、警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」と大型揚陸艦「ミンスク」は北大西洋で会合し、合同演習を実施しました。
具体的に北大西洋の何処の海域で演習を行なったのかは明らかにされませんでしたが、双方の移動ルートから見て、おそらくはケルト海かビスケー湾でしょう。

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