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ロシア海軍の最新偵察艦イワン・フルスは工場航行試験を終えてサンクトペテルブルクへ戻った

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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2018年4月27日15時51分配信
【偵察艦「イワン・フルス」は5月中旬に国家試験へ入る】

5月中旬、プロジェクト18280通信船「イワン・フルス」は国家受領試験へ入る。
4月27日・金曜日、『北方造船所』広報サービスは発表した。


造船企業の代理人によると、「イワン・フルス」は、ドック検査の為にバルト海の射爆場から『北方造船所』へ戻り、その後、国家試験の開始が計画されている。

今週末の前日、主動力装置、投錨装置及び操舵装置、淡水化装置、電波電子手段の試験を実施し、振動計測を行なった通信船は、サンクトペテルブルクへ戻ってきた。

造船工場の造船ドックへ艦が設置された後、スクリュー操舵装置を点検、陽極を保護し、塗装作業が行なわれ、工場航行試験中に発覚した問題点が除去される。

「イワン・フルス」は、第2のプロジェクト18280偵察船であり、黒海艦隊への引き渡しが計画されている。
トップの偵察艦「ユーリー・イワノフ」は2015年11月から北方艦隊で勤務に就いている。

今年2月、『北方造船所』総取締役イーゴリ・ポノマリョフは、「イワン・フルス」は今春に海軍へ引き渡すと発言した。

プロジェクト18280船は、通信の保障、艦隊の統制、電波偵察を行う為に意図されている。
現代的な電子デジタル制御システム、更には、自動通信システム及び電波航法システムを装備する。
経済性は向上している。

船の全長は95メートル、幅16メートル、排水量4000トン。
速力16ノット、航続距離8000海里、乗組員131名。



ロシア海軍新世代偵察艦プロジェクト18280の2番艦「イワン・フルス」は、サンクトペテルブルク『北方造船所』で2013年11月14日に起工されました。
[サンクトペテルブルク北方造船所はプロジェクト22350フリゲート「アドミラル・イサコフ」(と偵察艦「イワン・フルス」)を起工した]

起工から3年半後の2017年5月16日に進水しました。
[ロシア海軍の為の新世代偵察艦イワン・フルスはサンクトペテルブルクで進水した]



「イワン・フルス」は2017年5月末から造船所の岸壁で係留試験を開始し、2018年2月7日に工場航行試験へと出発しました。

[ロシア海軍の最新偵察艦イワン・フルスは洋上試験を開始した]

それから2ヶ月以上経った4月20日の時点で、工場航行試験は80パーセントが完了していました。
[ロシア海軍の最新偵察艦イワン・フルスはバルト海で洋上試験を行なっている]

「イワン・フルス」は4月27日までにサンクトペテルブルク『北方造船所』へ戻り、今後は艦の点検が行なわれます。

その後、5月中旬から最終試験となる国家受領試験が始まります。

「イワン・フルス」ロシア海軍への引き渡しは、2018年春に予定されています。

「イワン・フルス」は、2017年4月27日にトルコ沖で民間船と衝突して沈没した偵察艦「リマン」の代わりとして、黒海艦隊へ配備されます。
[ロシア海軍黒海艦隊の偵察艦リマンはイスタンブール沖で民間船と衝突し沈没した]


プロジェクト18280偵察艦の1番艦「ユーリー・イワノフ」は、2014年12月末にロシア海軍へ納入され、2015年7月26日に海軍旗初掲揚式典を開催して正式に就役しました。
2015年11月に北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着し、現在は北方艦隊の一員として任務を遂行しています。
[ロシア海軍最新鋭偵察艦ユーリー・イワノフは北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着した]
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