ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフとアドミラル・トリブツはアジア太平洋地域への遠洋航海へ出発した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2018年5月7日5時33分配信
【太平洋艦隊艦船支隊はアジア-太平洋地域における任務遂行へ着手した】

本日、大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」、「アドミラル・トリブツ」、中型海洋給油船「ペチェンガ」で構成される太平洋艦隊艦船支隊ウラジオストクを去り、アジア-太平洋地域における任務の遂行へ取り掛かった。

海上移動時に支隊を構成する艦船の乗組員は、合同機動演習、組織的通信、対空及び対潜防衛の課題へ取り組む。
この他、艦載ヘリコプターKa-27は艦の甲板からの発着艦を行ない、海上での捜索救助訓練を実施する。

遠距離航海期間、ロシア連邦軍の国際軍事協力計画に沿って、太平洋艦隊の艦船は幾つかの外国港への寄港を行なう。
太平洋艦隊艦船支隊は、ロシア-中国海軍の2か国演習『海洋協同-2018』の活動部門への参加が計画されている。

太平洋艦隊の艦船の航海は2ヶ月以上に渡って続く。



ロシア太平洋艦隊大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」(572、1989年5月1日就役)と「アドミラル・トリブツ」(564、1986年2月15日就役)は、今年(2018年)2月20日以降、度々コンビを組んで太平洋艦隊の演習へ参加してきました。
(それまでは別々に洋上訓練を行なっていた)

2月20日:対潜戦闘訓練及び砲撃訓練
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・トリブツとアドミラル・ヴィノグラードフは日本海で対潜戦闘訓練を行なった]

3月22日:揚陸演習における砲撃支援
[ロシア海軍太平洋艦隊は沿海地方で上陸演習を行なった]

3月26日:対潜兵器の実地使用を伴う対潜戦闘訓練
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・トリブツとアドミラル・ヴィノグラードフは対潜戦闘訓練を行なった]

3月27日:高射ミサイルの実地使用を伴う対空戦闘訓練
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・トリブツとアドミラル・ヴィノグラードフは対空戦闘訓練を行ない、短距離艦対空ミサイルを発射した]

4月20日:潜水艦の捜索訓練
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2018年4月20日6時0分配信
【太平洋艦隊の艦は演習中に掃海艇による部隊先導及び仮想敵潜水艦の捜索へ取り組んだ】

4月21日:水中工作員の撃退訓練
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2018年4月21日7時22分配信
【太平洋艦隊の艦は演習中に常設及び手動の擲弾を用いて仮想戦闘泳者を撃破した】

4月23日:砲撃訓練
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2018年4月23日6時19分配信
【太平洋艦隊の艦は演習中に日本海で射撃を実施した】


4月26日:高射ミサイルの実地使用を伴う対空戦闘訓練
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2018年4月26日5時30分配信
【太平洋艦隊の対潜艦は日本海の演習で仮想敵の有翼ミサイルを撃墜した】

これらの訓練は、5月7日から始まったアジア-太平洋地域への遠距離航海の為の準備でもあったようです。


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今回、大型対潜艦2隻に随伴する中型海洋給油船「ペチェンガ」(1979年10月1日就役)は、昨年(2017年)4月~6月の太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」東南アジアへの遠距離航海にも随伴していました。
[親衛ロケット巡洋艦ワリャーグ東南アジア遠征(2017年4月-6月)]


大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」、「アドミラル・トリブツ」、中型海洋給油船「ペチェンガ」から成る太平洋艦隊艦船支隊アジア-太平洋地域への遠距離航海は2ヶ月以上に渡り、この間に中国海軍との合同演習『海洋共同-2018』へ参加します。

ロシア海軍中国海軍は、2012年以降に毎年合同演習『海洋協同』Морское Взаимодействиеを実施しており、昨年(2017年)は、7月にバルト海、9月に日本海オホーツク海で実施されました。
[ロシア-中国海軍合同演習『海洋協同-2017』(2017年7月、9月)]

今年(2018年)は、ロシア海軍の艦船が中国を訪問し、中国近海で合同演習を実施する事になるようです。

合同演習『海洋共同-2018』の具体的な実施時期は未だ明らかにされていませんが、今回の太平洋艦隊艦船支隊の遠距離航海は2ヶ月以上になるとの事ですから、おそらくは5月下旬~7月中旬の何処かでしょう。
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