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ロシア第5世代戦闘機T-50(PAK FA)の海軍版が開発される?

数日前から紹介していますが、『ロシア通信社ノーボスチ』は、ロシア造船業の総元締である株式会社「統合造船業営団」の国家防衛発注部長アナトーリー・シレモフ氏へ独占インタビューを行ないました。

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2012年8月31日10時00分配信
【アナトーリー・シレモフ氏へのインタビュー】

この中でシレモフ氏は、第5世代戦闘機PAK FAロシア海軍への導入の可能性についても述べています。


インタビュアー:海軍航空隊の為のPAK FAは作られるのでしょうか?

シレモフ:この航空機の目的は、空軍の為であり、海軍の為ではありません。
しかしながら、この航空機の作成の全ての成果は、将来の海軍航空隊の航空機の為の有望な教訓となるでしょう。

海軍は、このような航空機を発注しておらず、従いまして、全ての国家努力はPAK FAへ集中されております。
この航空機が作成され、軍備として採用されたのならば、海軍の為に適応させる事は容易でしょう。
そのような特別な用語として「海に慣れる」(海の男になる)というものがあります。

海軍は、艦上航空隊の航空機集団の補充の為、艦載機MiG-29Kを購入します。



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現在、ロシア空軍の為に第5世代重戦闘機スホーイT-50 PAK FAの開発が進められています。

T-50試作1号機T-50-1(51)は2010年1月29日に初飛行し、その後、2号機T-50-2(52)と3号機T-50-3(053)が2011年に初飛行し、各種試験が行なわれています。
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今年には、試作4号機T-50-4以降が初飛行する計画です。

現在のところ、T-50は2015年からロシア空軍への本格的な配備が開始される計画です。

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2012年8月10日11時20分配信
【ゼーリン:T-50量産機は2015年に軍備として採用される】

2012年8月10日17時05分配信
【PAK FA量産機は第5世代の新型エンジンと共に空軍へ受領される】


その後で、シレモフ氏が言う所の「海軍の為に適応した」「海に慣れた」(海の男になった)T-50が開発されるかもしれません。
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ロシア海軍は新たな航空母艦の建造を計画していますが、実際に建造に着手されるのは2020年代になります。
[ロシアは新たな駆逐艦及び巡洋艦及び空母の建造計画を続行する]
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