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ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊はタイのサッタヒープを訪れた

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『タス通信』より
2018年5月27日8時43分配信
【ロシア連邦海軍太平洋艦隊の艦船は親善訪問の為にタイへ入った】
バンコク、5月27日/タス通信

ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊は、日曜日にタイへの親善寄港を行なった。
『タス通信』は同国のロシア連邦大使館より伝えられた。

対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」、「アドミラル・トリブツ」、更には海洋給油船「ペチェンガ」は、王立海軍主要基地であるサッタヒープ泊地で出迎えられた。
「このような訪問は、既に友好的な伝統となっており、我々の国の間の海軍の関係の更なる強化へと向かっております」
ロシア連邦大使館
は指摘した。

この5日間のロシア船員タイへの滞在で、外国の武官が艦を訪れる。
「アドミラル・ヴィノグラードフ」は更に、ロシア人の為に開放され、見学の為に対潜艦へ滞在できる。

ここ3年間で、これは4度目のロシア艦船タイへの寄港である。
2015年3月、王国大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」を、2017年12月には大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」を出迎えた。
「アドミラル・パンテレーエフ」は更に、2017年11月にパッタヤーで開催されたASEAN(東南アジア諸国連合)創設50周年記念海軍パレードへ参加した。

オブザーバーが指摘したように、ロシアシャム(タイの旧名)の関係の形成にあたり、海軍は常に特別な役割を有していた。
クリッパー「ガイダマク」は、1863年に初めて王国を訪問し、モンクット(ラーマ4世)国王からの贈り物と訪問用名刺をサンクトペテルブルクへ送り届けた。
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この時が、歴史上初めてのシャムロシア帝国の公式な接触と見られている。

1891年、後の皇帝となるニコライ皇太子を乗せたロシア戦隊は再び当地へ寄港した。
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このバンコクへの訪問に先立ち、ロシアタイの外交関係が確立された。



大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」(572、1989年5月1日就役)と「アドミラル・トリブツ」(564、1986年2月15日就役)、そして中型海洋給油船「ペチェンガ」(1979年10月1日就役)から成る太平洋艦隊艦船支隊は、2018年5月7日にウラジオストクを出航し、アジア-太平洋地域への遠距離航海へ向かいました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフとアドミラル・トリブツはアジア太平洋地域への遠洋航海へ出発した]

太平洋艦隊艦船支隊は、ロシア連邦の祝日である5月9日の『勝利の日』(対独戦勝記念日)日本海で迎えました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフとアドミラル・トリブツは日本海で対独戦勝記念日を祝った]

同日(5月9日)に対馬海峡を通過し、東シナ海へ入りました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフとアドミラル・トリブツは対馬海峡を通過して東シナ海へ入った]

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その後、太平洋艦隊艦船支隊フィリピン海へ入り、艦載ヘリコプターKa-27PLを使用した演習を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフとアドミラル・トリブツはフィリピン海で演習を行なった]

5月22日にカンボジアシアヌークビル(コンポン・ソム)を訪れました。
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太平洋艦隊艦船支隊は5月26日にシアヌークビル(コンポン・ソム)を出航し、カンボジア海軍と合同演習を行なった後、同国を去りました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊はコンポン・ソム港(シアヌークビル)を抜錨し、カンボジア海軍と合同演習を行なった]

そして翌5月27日、隣国タイサッタヒープ港へ入港しました。
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