ロシア海軍黒海艦隊の対破壊工作艇P-433はシリアへ到着した
- カテゴリ:地中海情勢(2018年)

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2018年5月27日9時0分配信
【黒海艦隊の対破壊工作艇は地中海の海軍常設連合部隊へ加わった】
黒海艦隊の対破壊工作艇は、地中海のロシア海軍常設連合部隊へ加わった。
以前、艇は黒海から黒海海峡ゾーンへの移動を行ない、遠海ゾーンの艦艇部隊の計画ローテーションに基づき、黒海艦隊の同型の対破壊工作艇と交代する。
この作戦ゾーンで対破壊工作艇は、無防備の泊地へ停泊する艦船の防護、更には、ロシア連邦海軍作戦連合部隊の戦力の駐留所における安全保障の為の任務を遂行する。
[参照]
プロジェクト21980対破壊工作艇(コード名「グラチョノク」)は、駐留所水域及びその近辺で工作部隊及び手段へ対処する為に意図されている。
プロジェクト21980対破壊工作艇P-433は、ロシア内陸部のゼレノドリスク造船所で建造され、2017年9月16日に就役しました。

5月23日にダーダネルス、ボスポラス海峡を通過し、シリアのタルトゥース港へ向かいました。
[ロシア海軍黒海艦隊の大型揚陸艦ニコライ・フィリチェンコフと対水中工作艇P-433はシリアのタルトゥースへ向かった]
5月27日にはタルトゥース港へ到着したようです。
P-433はタルトゥース港周辺の警備任務に就きます。

現在は同型艇P-424「キネリ」(2015年3月16日就役)がタルトゥース港へ派遣されていますが、同艇と交代するようです。
現在、地中海東部には、以下のロシア海軍艦船が滞在しています。
これらの艦船は、ロシア海軍地中海作戦連合部隊(2013年6月1日創設)の指揮下で行動しています。
[ロシア海軍地中海作戦部隊は6月1日から任務を遂行している]
フリゲート「アドミラル・エッセン」(黒海艦隊):2018年3月13日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」(黒海艦隊):2017年12月2日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」(バルト艦隊):2018年5月初頭から地中海東部に滞在
警備艦「プイトリーヴイ」(黒海艦隊):2018年4月21日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
警備艦「スメトリーヴイ」(黒海艦隊):2018年4月21日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
潜水艦「ヴェリキー・ノヴゴロド」(黒海艦隊):2017年9月初頭から地中海東部に滞在
潜水艦「コルピノ」(黒海艦隊):2017年9月初頭から地中海東部に滞在
大型揚陸艦「アゾフ」(黒海艦隊):2018年5月19日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
大型揚陸艦「ニコライ・フィリチェンコフ」(黒海艦隊):2018年5月22日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
海洋掃海艦「ヴィツェ・アドミラル・ザハリン」(黒海艦隊):2018年2月21日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
海洋掃海艦「トゥルビニスト」(黒海艦隊):2018年5月12日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
中型偵察艦「エクヴァトル」(黒海艦隊):2018年2月6日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
対破壊工作艇P-433(黒海艦隊):2018年5月23日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
対破壊工作艇「キネリ」(黒海艦隊):2018年3月30日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
中型海洋給油船「レナ」(バルト艦隊):2018年5月初頭から地中海東部に滞在
救助曳船「シャフテル」(黒海艦隊):2018年5月23日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
救助曳船SB-729(黒海艦隊):2018年2月21日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
海洋曳船MB-304(黒海艦隊):2018年5月12日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
工作船PM-138(黒海艦隊):2018年3月8日にボスポラス海峡を南下、地中海入り
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