ロシア海軍北方艦隊の大演習がバレンツ海で始まった
- カテゴリ:ロシア北方艦隊(2012-2019年)

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2018年6月13日13時11分配信
【北方艦隊の様々な部隊は、この10年で最も大規模な集合航海任務の遂行へ着手した】
36隻の戦闘艦、潜水艦、支援船、20機の飛行装置、150基以上の兵器、沿岸ロケット砲及び陸上部隊、海軍歩兵、対空防衛部隊の軍用車両及び特殊車両は、本日にバレンツ海で始まったこの10年間で最も大規模な北方艦隊の集合航海へ関与する。
これには、ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」、大型対潜艦「セヴェロモルスク」、駆逐艦「アドミラル・ウシャコーフ」、原子力潜水艦及びディーゼルエレクトリック潜水艦、大型揚陸艦「コンドポガ」、「ゲオルギー・ポべドノーセッツ」、「アレクサンドル・オトラコフスキー」と他の艦が参加する。
戦術行動中、砲、ミサイル、水雷兵器を使用する19回の実地射撃が実施される。
7回の戦闘訓練では、海軍総司令官の表彰が推薦される。
新たな風貌の海上兵器の試験が計画されている。
集合航海は、様々なエピソードで構成され、その中で北方艦隊将兵は北方艦隊の担当ゾーンにおける軍部隊の全ての分野の防衛行動へ取り組む:仮想敵の空中攻撃手段の大規模な攻撃の撃退、対潜防衛の保障、仮想敵の艦船グループ及び海上揚陸支隊への攻撃。
演習は、来週末まで続けられる。
バレンツ海射爆場は、戦闘訓練期間中には民間船舶航行及び航空機の飛行が禁止される。
北方艦隊のロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」は、2018年3月末以降、度々バレンツ海で演習を行なっており、最近では、6月10日に長距離対艦ミサイルを発射しています。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはバレンツ海で長距離対艦ミサイル"ヴルカーン"を発射した]
駆逐艦「アドミラル・ウシャコーフ」は、2018年5月下旬から何度かバレンツ海へ出航しています。
[ロシア海軍北方艦隊の駆逐艦アドミラル・ウシャコーフは地上目標へ130mm連装砲を発射した]
北方艦隊の大型揚陸艦は、最近では、6月5日に上陸演習を行なっています。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2018年6月5日13時11分配信
【北方艦隊の揚陸艦は海上揚陸部隊の上陸戦闘演習を実施した】
大型対潜艦「セヴェロモルスク」は、最近では6月8日にバレンツ海で艦載ヘリコプターの発着訓練を行ないました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2018年6月8日16時40分配信
【北方艦隊の大型対潜艦「セヴェロモルスク」はバレンツ海でヘリコプターとの連携へ取り組んだ】
そして2018年6月13日、これらの艦を含めた計36隻の各種艦船(潜水艦を含む)が参加する大演習がバレンツ海で始まりました。
今回の演習では「新たな風貌の海上兵器の試験が計画されている」との事ですから、現在、北方艦隊基地セヴェロモルスクに居る最新鋭フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」も演習へ参加するかもしれません。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着した]

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