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ロシア海軍の最新偵察艦イワン・フルスは全ての試験を完了した

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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2018年6月19日8時39分配信
【最新通信船「イワン・フルス」はロシア海軍への加入の準備を完全に整えている】

月曜日・6月18日、『北方造船所』は、プロジェクト18280通信船「イワン・フルス」の国家試験の受領証書へ署名した。
納入文書への署名は、艦の国家受領委員会の代表ヴャチェスラフ・マホーリン1等海佐により行なわれた。
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造船企業の広報サービスは発表した。
近い内に「イワン・フルス」はロシア海軍へ加わる。


通信の保障、艦隊の統制、特殊任務の解決のために意図されている通信船は、ソヴィエト社会主義共和国連邦海軍の常時の偵察活動の創設と発展に傑出した貢献を為したイワン・クジミチ・フルス中将(1922年9月29日-2002年12月28日)にちなんで命名された。
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「イワン・フルス」は、第2のプロジェクト18280偵察船であり、黒海艦隊への引き渡しが計画されている。
トップの偵察艦「ユーリー・イワノフ」は2015年11月から北方艦隊で勤務に就いている。

プロジェクト18280船は、現代的な電子デジタル制御システム、更には、自動通信システム及び電波航法システムを装備する。
経済性は向上している。

船の全長は95メートル、幅16メートル、排水量4000トン。
速力16ノット、航続距離8000海里、乗組員131名。



ロシア海軍新世代偵察艦プロジェクト18280の2番艦「イワン・フルス」は、サンクトペテルブルク『北方造船所』で2013年11月14日に起工されました。
[サンクトペテルブルク北方造船所はプロジェクト22350フリゲート「アドミラル・イサコフ」(と偵察艦「イワン・フルス」)を起工した]

起工から3年半後の2017年5月16日に進水しました。
[ロシア海軍の為の新世代偵察艦イワン・フルスはサンクトペテルブルクで進水した]



「イワン・フルス」は2017年5月末から造船所の岸壁で係留試験を開始し、2018年2月7日に工場航行試験へと出発しました。

[ロシア海軍の最新偵察艦イワン・フルスは洋上試験を開始した]

それから2ヶ月以上経った4月20日の時点で、工場航行試験は80パーセントが完了していました。
[ロシア海軍の最新偵察艦イワン・フルスはバルト海で洋上試験を行なっている]

「イワン・フルス」は4月27日までにサンクトペテルブルク『北方造船所』へ戻りました。
[ロシア海軍の最新偵察艦イワン・フルスは工場航行試験を終えてサンクトペテルブルクへ戻った]

その後、5月中旬から最終試験となる国家受領試験が始まり、6月18日までに完了しました。

「イワン・フルス」ロシア海軍への引き渡し時期は明確にされていませんが、おそらくは2018年7月中でしょう。

「イワン・フルス」は、2017年4月27日にトルコ沖で民間船と衝突して沈没した偵察艦「リマン」の代わりとして、黒海艦隊へ配備されます。
[ロシア海軍黒海艦隊の偵察艦リマンはイスタンブール沖で民間船と衝突し沈没した]


プロジェクト18280偵察艦の1番艦「ユーリー・イワノフ」は、2014年12月末にロシア海軍へ納入され、2015年7月26日に海軍旗初掲揚式典を開催して正式に就役しました。
2015年11月に北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着し、現在は北方艦隊の一員として任務を遂行しています。
[ロシア海軍最新鋭偵察艦ユーリー・イワノフは北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着した]
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