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プロジェクト18280偵察艦の2番艦イワン・フルスはロシア海軍へ就役した

本日(2018年6月25日)、プロジェクト18280中型偵察艦の2番艦「イワン・フルス」がロシア連邦海軍へ就役しました。
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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2018年6月25日15時42分配信
【偵察船「イワン・フルス」はロシア海軍へ加入した】

月曜日・6月25日、プロジェクト18280通信船「イワン・フルス」は公式に就役した。
『北方造船所』広報サービスが伝えたように、聖アンドレイ旗掲揚式典には、海軍副総司令官(軍備担当)ヴィクトール・ブルスク中将、更には、同船が勤務へ就く黒海艦隊の代表が出席した。


指摘されているように、『北方造船所』での式典は非公開モードで開催された~メディアの代表は、偵察船の性格の為、行事には出席しなかった。

「イワン・フルス」は、第2のプロジェクト18280偵察船である。
トップの偵察艦「ユーリー・イワノフ」は2015年11月から北方艦隊で勤務に就いている。

プロジェクト18280偵察船は、現代的な電子デジタル制御システム、更には、自動通信システム及び電波航法システムを装備する。
経済性は向上している。

船の全長は95メートル、幅16メートル、排水量4000トン。
速力16ノット、航続距離8000海里、乗組員131名。



ロシア海軍新世代偵察艦プロジェクト18280の2番艦「イワン・フルス」は、サンクトペテルブルク『北方造船所』で2013年11月14日に起工されました。
[サンクトペテルブルク北方造船所はプロジェクト22350フリゲート「アドミラル・イサコフ」(と偵察艦「イワン・フルス」)を起工した]

起工から3年半後の2017年5月16日に進水しました。
[ロシア海軍の為の新世代偵察艦イワン・フルスはサンクトペテルブルクで進水した]



「イワン・フルス」は2017年5月末から造船所の岸壁で係留試験を開始し、2018年2月7日に工場航行試験へと出発しました。

[ロシア海軍の最新偵察艦イワン・フルスは洋上試験を開始した]

それから2ヶ月以上経った4月20日の時点で、工場航行試験は80パーセントが完了していました。
[ロシア海軍の最新偵察艦イワン・フルスはバルト海で洋上試験を行なっている]

「イワン・フルス」は4月27日までにサンクトペテルブルク『北方造船所』へ戻りました。
[ロシア海軍の最新偵察艦イワン・フルスは工場航行試験を終えてサンクトペテルブルクへ戻った]

その後、5月中旬から最終試験となる国家受領試験が始まり、6月18日までに完了しました。
[ロシア海軍の最新偵察艦イワン・フルスは全ての試験を完了した]

そして6月25日、「イワン・フルス」は、『北方造船所』で正式な就役式典となる聖アンドレイ旗初掲揚式典を開催し、ロシア海軍へ就役しました。
ただし、何時もと違い、聖アンドレイ旗初掲揚式典にはロシアメディアの記者は招待されず、式典は非公開で開催されました。

「イワン・フルス」は、2017年4月27日にトルコ沖で民間船と衝突して沈没した偵察艦「リマン」の代わりとして、黒海艦隊へ配備されます。
[ロシア海軍黒海艦隊の偵察艦リマンはイスタンブール沖で民間船と衝突し沈没した]


プロジェクト18280偵察艦の1番艦「ユーリー・イワノフ」は、2014年12月末にロシア海軍へ納入され、2015年7月26日に海軍旗初掲揚式典を開催して正式に就役しました。
2015年11月に北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着し、現在は北方艦隊の一員として任務を遂行しています。
[ロシア海軍最新鋭偵察艦ユーリー・イワノフは北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着した]
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