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ロシア海軍バルト艦隊へ2機の多用途複座戦闘機Su-30SMが到着した


『タス通信』より
2018年7月2日19時44分配信
【バルト艦隊海上航空隊へ2機の戦闘機Su-30SMが補充された】
カリーニングラード、7月2日/タス通信

バルト艦隊へ2機の多目的戦闘機Su-30SMが補充された。
それは、カリーニングラード州チェルニャホフスク市の艦隊の航空基地へ到着した。
月曜日、艦隊の公式代理人ローマン・マルトフは報道陣へ伝えた。

「カリーニングラード州のチェルニャホフスク飛行場へ、更なる2機の戦闘機Su-30SMが到着し、バルト艦隊海上航空隊の航空基地の飛行隊の1つへ加わりました。
航空機はイルクーツクの製造工場で受領し、バルト海沿いのロシアで最も西の地域への移動を行ないました」

彼は話した。

マルトフによると、飛行士は、リぺツク訓練センターで訓練及び再教育飛行要員としての再教育を受け、このタイプの新たな航空機の操縦を許可されている。
訓練中に士官は航空機の戦術-技術的特性に精通し、その技術的基盤と操縦をマスターした。
理論的学習の後、乗組員は地上トレーナーで特別錬成を行なった。

「2018~2019年の国家防衛発注の枠組みで、バルト艦隊海上航空隊には、更に数機の同型戦闘機の供給が計画されています」
マルトフ
は指摘した。

この2年でバルト艦隊は、このタイプの戦闘機を8機受領した。
最初のSu-30SMは、2016年12月に海上航空隊の基地へ到着した。

Su-30SMは、ロシア第4+世代多目的重戦闘機Su-30の最新モデルであり、超機動性を有し、フェーズドアレイアンテナ方式の電波位置測定機(レーダー)、推力ベクトル制御エンジン、前方水平尾翼(カナード翼)を装備する。
航空機は、現代的かつ最先端の「空対空」及び「空対地(空対艦)」クラスの高精度兵器を使用できる。



「科学生産法人『イルクト』」公式サイトより。
【多目的戦闘機Su-30SM】
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多用途複座戦闘機Su-30SMは、インド空軍向けのSu-30MKIロシア軍向けに改正した機体であり、ロシア航空宇宙軍及びロシア海軍航空隊への導入が進められています。
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ロシア海軍航空隊の為のSu-30SMの購入契約は2013年12月に締結されました。
[ロシア海軍航空隊の為に戦闘機Su-30SMと練習機Yak-130が購入される]

現在までに、ロシア海軍航空隊では、黒海艦隊へ12機、バルト艦隊へ6機、北方艦隊へ2機が配備されています。

2014年7月に最初の3機がロシア海軍へ引き渡され、黒海艦隊へ配備されました。
[3機の多用途複座戦闘機Su-30SMがロシア海軍へ引き渡された]
[ロシア海軍航空隊は戦闘機Su-30SMの運用を開始した]

2016年12月12日までに合計12機のSu-30SM黒海艦隊航空隊へ配備され、1個飛行隊(エスカドリーリャ)分が揃いました。
[ロシア海軍黒海艦隊航空隊で多用途複座戦闘機Su-30SMの1個飛行隊が完全に形成された]


2016年12月初頭にはバルト艦隊航空隊へSu-30SMの最初の1機が配備されました。
[ロシア海軍バルト艦隊へ多用途複座戦闘機Su-30SMが配備される]

2016年12月28日には北方艦隊へ2機のSu-30SMが配備されました。
[ロシア海軍北方艦隊へ多用途複座戦闘機Su-30SMが配備される]

2017年には、計5機のSu-30SMバルト艦隊へ配備されました。
[ロシア海軍バルト艦隊は2機の多用途複座戦闘機Su-30SMを受領した]
[ロシア海軍バルト艦隊航空隊は3機の多用途複座戦闘機Su-30SMを受領した]


そして2018年7月2日、2機のSu-30SM(76、77号機)がバルト艦隊チェルニャホフスク飛行場へ到着しました。
ブログ『BMPD』より
【2機の新たなSu-30SMはバルト艦隊へ到着した】
これでバルト艦隊Su-30SMは合計8機になりました。

今年(2018年)は、バルト艦隊へ重点的にSu-30SMが配備されるようです。


今後もSu-30SMの導入は継続し、最終的には50機程度の調達が計画されています。
[多用途複座戦闘機Su-30SMはロシア海軍基地航空隊の主力となる]
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