エイスクのロシア海軍航空隊飛行訓練センター(新ニートカ)に新たな滑走路が建設される
- カテゴリ:ロシア海軍航空隊

『タス通信』より
2018年7月7日17時9分配信
【艦上航空隊の訓練の為の航空拘束装置を有する新たな離着陸ゾーンがエイスクに建設される】
モスクワ、7月7日/タス通信
艦上航空隊の訓練の為の航空拘束装置を有する新たな離着陸ゾーンが2018年末までにエイスクに建設される。
ロシア連邦国防省は土曜日に報道機関へ伝えた。
「飛行場の敷地には、航空拘束装置を有する新たな離着陸ゾーンが建設されます。
それは、金属製被覆材の鉄筋コンクリート構造となります。
全てのコンクリート作業は既に実行されています」
当局は話した。
明らかにされたように「南方軍管区の海軍航空隊の飛行場の新たな施設の建設は、2018年末までに完了します」
南方軍管区へ出張中のロシア連邦第1国防次官ルスラン・ツァリコフが建設作業を視察したと国防省は付け加えた。
ツァリコフは更に、ウラジカフカースの軍事警察訓練センターの施設の建設の完了を査察した。
この他、ウラジカフカースで国防次官は北カフカース・スヴォーロフ軍事学校を訪れ、『全連邦軍事スポーツ少年団』北オセチア・アラニア地域本部長と会合した。
[ロシア海軍航空隊の2つの「ニートカ」]
ロシアは、2010年からクラスノダール地方のエイスク市に新たな艦上航空機発着艦訓練施設(ニートカ)の建設を始めました。
[ロシアは、2010年に空母パイロット訓練センターの建設を開始する]
2013年7月に艦載機による飛行試験が実施されました。
[艦上戦闘機MiG-29KUBは新ニートカで試験を行なう]
エイスク市の第819戦闘応用・飛行再訓練センター(新「ニートカ」)では、主に、ロシア海軍航空隊へ導入される新型機(近代化改修された既存機を含む)への習熟訓練が行なわれています。
[エイスクの新ニートカは本格的に稼働を始める]
ロシア海軍航空隊の艦上戦闘機隊は、2014年1月からエイスクの新ニートカで訓練を始めています。
[ロシア北方艦隊の艦上戦闘機パイロットはエイスクの新ニートカで訓練を行なう]
[エイスクの新ニートカへ艦上戦闘機Su-33が到着した]
[ロシア連邦国防相セルゲイ・ショイグ上級大将はエイスクのロシア海軍飛行訓練センター(新ニートカ)を視察した]
現在、新ニートカには、1組の発艦用トランポリン(スキージャンプ)と着艦拘束装置から成る空母発着艦訓練施設が有りますが、この他に、新たな滑走路の建設が進められています。

こちらにも着艦拘束装置が設置されるとの事ですから、空母発着艦訓練設備をもう1つ作るようです。
なお、スモレンスク赤旗授与・ソ連邦英雄2度受賞ボリス・サフォーノフ記念第279独立艦上戦闘機航空連隊の艦上戦闘機Su-33は、2018年5月末からクリミア半島のサキ飛行場へ進出し、艦上航空機発着艦訓練施設(旧ニートカ)で飛行訓練を行なっています。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機Su-33はクリミア半島の訓練複合体ニートカで訓練飛行を行なう]
第100艦上戦闘機航空連隊の艦上戦闘機MiG-29K/KUBは、2018年6月初頭にサキ飛行場へ進出し、旧ニートカで飛行訓練を行なっています。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29Kはクリミア半島の発着艦訓練施設ニートカで訓練飛行を行なう]
Su-33とMiG-29K/KUBの「母艦」アドミラル・クズネツォフは、2018年4月末に近代化改装の契約が締結され、艦隊へ復帰するのは2021年になるので、それまではサキとエイスクの「ニートカ」で訓練を行なう事になります。
[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフ近代化改装]
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