ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊は日本海上自衛隊と合同で不審船の臨検訓練を行なった

『タス通信』より
2018年7月8日2時20分配信
【太平洋艦隊の艦船は訪問の枠組みで日本と船舶臨検の合同訓練を行なった】
ウラジオストク、7月8日/タス通信
ロシア及び日本の軍事船員は、太平洋艦隊戦闘艦支隊の訪問中、日本の舞鶴港で「不審船」を臨検する合同訓練を実施した。
日曜日、太平洋艦隊の公式代理人ニコライ・ヴォスクレセンスキー2等海佐は発表した。
「日本海上自衛隊の舞鶴海軍基地への大型対潜艦アドミラル・トリブツ、アドミラル・ヴィノグラードフ、中型海洋給油船ペチェンガで構成される太平洋艦隊戦闘艦支隊の業務訪問は続けられています。
訪問計画に沿って、臨検チームの役割を演じる太平洋艦隊の海軍歩兵部隊は、日本の軍人と合同で不審船の臨検訓練を実施しました」
ヴォスクレセンスキーは伝えた。
この他、ロシア及び日本の船員は互いの戦闘艦を訪問し、ロシア艦は日中に見学の為に開放され、両国の軍人間のミニサッカーの試合が計画されている。
太平洋艦隊戦闘艦支隊の日本への寄港は7月10日に終了する。
大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」(572、1989年5月1日就役)と「アドミラル・トリブツ」(564、1986年2月15日就役)、そして中型海洋給油船「ペチェンガ」(1979年10月1日就役)から成る太平洋艦隊艦船支隊は、2018年5月7日にウラジオストクを出航し、アジア-太平洋地域への遠距離航海へ向かいました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフとアドミラル・トリブツはアジア太平洋地域への遠洋航海へ出発した]
太平洋艦隊艦船支隊は、ロシア連邦の祝日である5月9日の『勝利の日』(対独戦勝記念日)を日本海で迎えました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフとアドミラル・トリブツは日本海で対独戦勝記念日を祝った]
同日(5月9日)に対馬海峡を通過し、東シナ海へ入りました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフとアドミラル・トリブツは対馬海峡を通過して東シナ海へ入った]

その後、太平洋艦隊艦船支隊はフィリピン海へ入り、艦載ヘリコプターKa-27PLを使用した演習を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフとアドミラル・トリブツはフィリピン海で演習を行なった]

太平洋艦隊艦船支隊は5月22日にカンボジアのシアヌークビル(コンポン・ソム)を訪れました。

5月26日にシアヌークビル(コンポン・ソム)を出航し、カンボジア海軍と合同演習を行なった後、同国を去りました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊はコンポン・ソム港(シアヌークビル)を抜錨し、カンボジア海軍と合同演習を行なった]
翌5月27日、隣国タイのサッタヒープ港へ入港しました。

[ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊はタイのサッタヒープを訪れた]
5月28日、大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」はサッタヒープで一般公開されました。
[タイを訪問中のロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・トリブツは一般公開された]
5月31日に太平洋艦隊艦船支隊はサッタヒープ港を去りました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊はタイのサッタヒープ港を去った]
6月3日、隣国ベトナムのカムラン港へ入港しました。

[ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊はベトナムのカムラン港を訪れた]
6月6日にカムラン港を出航し、ベトナム海軍と合同演習を行なった後、同国を去りました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊はベトナムのカムラン港を去り、ベトナム海軍と合同演習を行なった]
ベトナムを去った艦船支隊は東へ向かい、6月9日にフィリピンのマニラ港へ入港しました。


[ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊はフィリピンのマニラを訪れた]
艦船支隊は6月14日にマニラを出航し、フィリピン海軍と合同演習を行なった後、同国から去りました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊はフィリピンのマニラを去り、フィリピン海軍と合同演習を行なった]
その後、艦船支隊は北上して東シナ海へ移動し、支隊の各艦に乗っている海軍歩兵隊員~沿海地方の第155独立海軍歩兵旅団から派遣された対テログループの演習を行ないました。

[ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊は東シナ海で対テロ演習を行なった]
7月1日に対馬海峡を通過して日本海へ入りました。
[東南アジア遠征を行なったロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊は対馬海峡を通過して日本海へ入った]

7月5日、艦船支隊は日本の舞鶴港へ入港しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊は日本の舞鶴港を訪れた]

日本国海上自衛隊公式サイトより
【ロシア海軍艦艇の訪日及び日露捜索・救難共同訓練の実施について】
7月7日にはロシア艦が一般公開されました。
7月8日には舞鶴港で不審船を臨検するロシア海軍と日本海上自衛隊の合同訓練が行なわれました。
ロシア艦に乗っていたロシア海軍歩兵部隊が臨検チームの役割だったとの事ですから、海上自衛隊の船が「不審船」役だったようです。
艦船支隊は7月10日まで舞鶴港に滞在します。
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