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ロシア海軍北方艦隊の海洋掃海艦ウラジミール・グマネンコはバレンツ海で砲撃訓練を行なった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2018年7月13日16時47分配信
【北方艦隊の海洋掃海艦「ウラジーミル・グマネンコ」はバレンツ海の射爆場から戻ってきた】

北方艦隊コラ多種戦力小艦隊海洋掃海艦「ウラジーミル・グマネンコ」の乗組員は、バレンツ海の射爆場で戦闘訓練を実施した。

砲術戦闘班は、仮想飛行装置への砲撃実施へ取り組み、更には、仮想敵の戦闘艦を模した標的への複合砲射撃を実施した。

更に実行された戦闘訓練では、浮遊機雷を破壊した。

砲兵器の使用技量の向上に加え、掃海艦の乗組員は、無防備の泊地における対水中工作防衛の為の予防擲弾射撃、更には、ダメージコントロールの実施、様々な兵器及び機器装置の操作入門、大規模な兵器使用による打撃の結果からの艦の組織的防護を含む第2錬成任務の各々の要素へ取り組んだ。

この他、海洋掃海艦「ウラジーミル・グマネンコ」の乗組員は、接触及び非接触掃海網の設置の課題を解決し、機雷源を通過する潜水艦及び艦船支隊の掃海先導を実施した。

海上での戦闘演習任務を成功裏に遂行した後、掃海艦は恒久駐留所へ到着した。



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プロジェクト12660「ルビーン」海洋掃海艦(ゴーリャ級)の2番艦「ウラジーミル・グマネンコ」は、レニングラード(現サンクトペテルブルク)『中部ネヴァ川造船工場』で1985年9月15日に起工され、1991年3月4日に進水しました。
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1994年1月9日には一応ロシア海軍へ引き渡されましたが、実質的な就役は2000年であり、同年11月にバルト海から北方艦隊基地ポリャールヌイへ回航されました。
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2003年と2004年にはコラ多種戦力小艦隊で最良の艦と認定されました。

2011年10月末の演習の際に損傷し、艦船修理工場『ネルパ』で修理されました。
[2012年の艦船修理工場「ネルパ」への国家発注は大幅に増加する]
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2012年9月の北方艦隊北極海演習へ参加しました。
[ロシア北方艦隊北極圏演習(2012年9月)]

2016年8月頃から2017年7月26日まで艦船修理工場『ネルパ』でオーバーホールが行なわれました。

2017年7月30日の『ロシア海軍の日』観艦式へ参加しました。
[北方艦隊の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは2017年7月30日の『ロシア海軍の日』の観艦式へ参加する]


2018年7月中旬にバレンツ海で各種訓練を行ない、7月13日にポリャールヌイ基地へ帰投しました。

今回、「ウラジーミル・グマネンコ」は空中及び海上目標への砲撃を行ない、機雷掃討射撃を行なっていますが、同艦(プロジェクト11660)は、ロシア海軍掃海艦艇の標準装備である30mmガトリング砲(主に機雷掃討用)に加え、AK-176 76mm単装砲も装備していますから、この76mm砲で対空及び対水上砲撃を行なったようです。
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