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『2018-2027年の国家軍備プログラム』においてロシア海軍の為のエクラノプラーン"オルラン"が開発される

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『タス通信』より
2018年7月30日9時15分配信
【ロシアはロケット兵装を有するエクラノプラーンの試作モデルを2027年までに作成する】
モスクワ、7月30日/タス通信

ミサイルで武装するエクラノプラーン「オルラン」の試作モデルは、ロシア2027年までの期間の国家軍備プログラムの枠組みにおいて作成が計画されている。
ロシア連邦副首相ユーリー・ボリソフは報道陣へ伝えた。

「2018~2027年の国家軍備プログラムには、エクラノプラーンの建造を提供するオルランの試作設計作業が存在しています。
試作モデルは、この国家軍備プログラムにおいて作成され、これはミサイル兵装を搭載します」
ボリソフ
は話した。

彼によると、エクラノプラーンは、インフラストラクチュアの展開が不十分な北海航路の保護のために使用される。
「これは、このエリアのパトロール、閉鎖ができます。
内海:カスピ海や黒海でも同様です」
副首相
は説明した。

ボリソフは、新たなエクラノプラーンは更に、艦の乗組員の救助の為の哨戒手段となる事ができると付け加えた。

[海軍の為のエクラノプラーン]
エクラノプラーン
は多方式船であり、基本的な運用モードでは、水面あるいは地表面の上を、常に接触する事無くホバー効果を利用した飛行を行なう。
それは主に空気力学浮揚力を発生させる空中翼により空中で支えられ、船体あるいは一部分がホバー効果の動作を利用する為に意図されている。
エクラノプラーンは、大抵は、普通の航空機のように低高度を飛行するが、艦よりも高速で移動する。

航空サロンMAKS-2015において、ロシア海軍航空隊司令官イーゴリ・コジンは、2020年に海軍は、積載量300トンのエクラノプラーン型汎用プラットフォームの受領を見込んでいると語った。

『ラメンスコエ機器製造設計局』の代表が『タス通信』へ話したように、同社は既に海軍向けのエクラノプラーンの為の制御及び情報保障システムの設計作業を完了している。

その後、『アレクセーエフ記念水中翼船中央設計局』取締役会代表ゲオルギー・アンツェフは、ロシア連邦国防省向けの将来汎用エクラノプラーンの開発は、概略設計段階に在ると『タス通信』へ伝えた。



ソヴィエト連邦時代、「カスピ海の怪物」の異名を持つ様々な表面効果翼艇(エクラノプラーン)が開発されましたが、実戦配備には至りませんでした。
[カスピ海のモンスター]

その最後の1隻-プロジェクト903「ルン」の1番艦は、カスピ海沿岸カスピースク基地で保管されています。
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「ルン」の2番艦(スパーサチェリ)は捜索救助用として建造されましたが、ソ連邦解体後の財政難により完成度75パーセントで工事は中止されました。
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2015年5月末、ロシア海軍艦船建造管理部長ウラジーミル・アレクサンドロヴィチ・トリャピチニコフ氏は、ロシア海軍が将来的に新たなエクラノプラーンの開発を計画している事を初めて明らかにしました。
[ロシア海軍はエクラノプラーンを復活させる]

新たなエクラノプラーンは、主に北極圏での運用が想定されています。
[ロシア海軍の新たなエクラノプラーンは北極圏で活動できる]

そして今回、ロシア連邦副首相(ロシア防衛産業統括)ユーリー・ボリソフ氏は、ロシア海軍の為の新たな汎用エクラノプラーン「オルラン」『2018~2027年の国家軍備プログラム』で開発される事を明らかにしました。

汎用エクラノプラーン「オルラン」は、ミサイル(この場合は有翼ミサイル)を搭載し、更には、救助活動にも使用できるとの事です。

つまりは、試作止まりだったプロジェクト903「ルン」のコンセプトを復活させたものと言えるでしょう。
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