空母アドミラル・クズネツォフ航空隊の訓練が開始された
- カテゴリ:重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフ

『中央海軍ポータル(フロートコム)』より
【北方艦隊の海軍航空隊飛行士は航空巡洋艦「アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・クズネツォフ」飛行甲板への着艦を再開した】
2012年9月11日
北方艦隊海軍航空隊の独立艦上戦闘機航空連隊の飛行士は、海洋訓練プログラムに基づき、沿岸飛行場から重航空巡洋艦「アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・クズネツォフ」飛行甲板への飛行を実施した。
飛行初日、パイロットは重航空巡洋艦の飛行甲板へ9回の着艦を行ない、航空機は着艦ケーブルで拘束された。
10回に渡り飛行甲板上を低高度で通過し、9回の発艦が行なわれた。
戦闘機Su-25及びSu-33は、バレンツ海の北方艦隊戦闘訓練場で訓練飛行を行なった。
北方艦隊海軍航空隊飛行士の為の航空巡洋艦での飛行訓練は最終段階に在る。
現在、彼らは沿岸飛行場における訓練の全課程を完了している。
プログラムにより、パイロットは複雑かつ高度な飛行技術を習得する為の戦闘適応飛行を実施し、空中目標迎撃、空中戦闘機動を行なった
北方艦隊の独立艦上戦闘機航空連隊司令エフゲニー・クズネツォフ大佐によると、戦闘機飛行士の訓練の海洋フェーズは、9月から開始され、10月末まで実施される。
[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの経歴(ロシア国防省公式サイト)]
「アドミラル・クズネツォフ」は、2011年12月6日に大西洋・地中海への遠距離航海へ出航し、2012年2月16日に帰港しました。
[空母アドミラル・クズネツォフ地中海遠征2011-2012]
この間、2012年1月8日にはシリアのタルトゥースへ入港しています。
[ロシア空母「アドミラル・クズネツォフ」、シリアに入港]
帰港後はムルマンスクの艦船修理工場でオーバーホールを行ない、2012年8月23日に艦隊へ復帰しました。
[空母アドミラル・クズネツォフはオーバーホールを終えた]
9月3日、訓練の為、バレンツ海へ出航しました。
[空母アドミラル・クズネツォフはバレンツ海へ出航した]
その後、セヴェロモルスクへ帰って補給を受けました。
[空母アドミラル・クズネツォフ近影(2012年9月8日)]
そして再びバレンツ海へ出航し、搭載機部隊の訓練を開始しました。
記事中の「独立艦上戦闘機航空連隊」は、艦上戦闘機Su-33を装備する「ソ連邦英雄2度受賞ボリス・サフォーノフ名称記念第279艦上戦闘機航空連隊」を指しています。
[ロシア海軍航空隊のSu-33艦上戦闘機全機リスト]

現在の連隊司令は、母艦と同じ姓を持つエフゲニー・クズネツォフ大佐です。
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