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ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはアデン湾で海賊対処任務に就く

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2018年7月29日17時58分配信
【バルト艦隊の警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」はアデン湾での当直を準備する】

バルト艦隊警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」紅海の移動を行ない、アデン湾の通過を先導する為の船団の形成を始める。

警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」は、地中海ロシア海軍常設連合部隊の一員として遠距離航海任務を遂行し、数日前に艦はスエズ運河から紅海へ移動し、この海域での対テロミッションを開始した。
艦内には、海賊対処活動の経験を考慮して用意された海軍歩兵部隊及びヘリコプターKa-27が在る。
民間船から成る船団の形成後、警備艦の乗組員は、アデン湾及びアフリカの角海域を通過してインド洋へ出るまでの先導を行なう。

艦の乗組員は、アデン湾及びアフリカの角海域での民間船舶航行の安全保障活動へ参加した貴重な経験を有している。
警備艦は一度ならず同様の任務を遂行し、数十回に渡り民間船の行動の安全を保障した。

警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」は、4月15日にバルト艦隊主要基地から出航し、地中海へ進路を取った。
艦の遠距離航海は、ロシア海軍の戦闘訓練計画に沿って実施される。
航海の主な任務は、アンドレイ旗のデモンストレーション、地中海ロシア海軍常設艦船連合部隊の一員としての任務遂行、更には、アフリカの角海域における民間船舶航行の安全の保障に在る。



バルト艦隊警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」(2009年7月24日就役)は、2018年4月15日に給油船「レナ」(1966年12月28日就役)と共にバルチースク基地を抜錨し、通算6回目となる地中海への遠距離航海へ出発しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイは地中海へ向かった]

その後、バルト海を出て北海へ入り、4月21日にはラマンシュ海峡(英仏海峡)へ入りました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはラマンシュ海峡(英仏海峡)を通過する]

4月23日、警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」は、地中海東部から戻ってくる大型揚陸艦「ミンスク」北大西洋で会合し、合同演習を実施しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイと大型揚陸艦ミンスクは北大西洋で演習を行なった]

4月26日にはジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはジブラルタル海峡を通過して地中海へ入った]

5月5日にキプロスリマソール(レメソス)港へ寄港しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはキプロスを訪れた]
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5月7日にリマソール港を出航しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはキプロスを去った]

その後、「ヤロスラフ・ムードルイ」は、地中海東部に滞在しているアメリカ海軍原子力空母「ハリー・S・トルーマン」を中核とする空母機動部隊を追跡しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはアメリカ海軍空母部隊を追尾している]

6月下旬に再びキプロスリマソール港へ寄港し、6月25日に出航しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはキプロスのリマソール港を去った]

7月中旬に三度キプロスリマソール港へ寄港し、7月18日に出航しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはキプロス訪問を終えた]

翌7月19日、「ヤロスラフ・ムードルイ」は、地中海東部対潜ヘリコプターKa-27PLの飛行訓練を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイは地中海東部でヘリコプターの飛行訓練を行なった]

その後、「ヤロスラフ・ムードルイ」スエズ運河を通過し、7月24日には紅海へ入りました。
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[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはスエズ運河を通過して紅海へ入った]

そして7月29日、3度目となるアデン湾での海賊対処任務へ就き、同海域を東へ通過する民間船の船団形成を開始しました。
民間船の集結場所は明らかにされていませんが、以前の例から見ると、おそらくは「北緯12度20分・東経43度50分(12 20N 043 50E)」辺りでしょう。
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