ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦セヴェロモルスクはジブラルタル海峡を通過して地中海へ入った

『タス通信』より
2018年8月11日11時56分配信
【北方艦隊の艦は地中海へ入った】
ムルマンスク、8月11日/タス通信
北方艦隊戦闘艦支隊は地中海へ入った。
土曜日に北方艦隊広報サービスは発表した。
通知によると、遠距離航海を実施しているロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」と大型対潜艦「セヴェロモルスク」から成る支隊は、ジブラルタル海峡の最も狭い箇所を通過し、土曜日に地中海へ到達した。
広報サービスは、海峡の最も狭い箇所は14kmであり、北方艦隊の艦は暗い時間に船舶航行が激しい条件で通過した事を指摘した。
移動時に艦の乗組員は計画戦闘訓練を続けている。
大西洋で大型対潜艦「セヴェロモルスク」乗組員は、ヘリコプターKa-27を使用する対潜任務へ取り組み、ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」は、兵装及び機器装置の使用準備態勢を点検する対潜防衛に関する訓練を実施した。
戦闘艦は2018年7月5日に北方艦隊主要基地セヴェロモルスクから出航し、これまでに6000海里以上を走破した。

北方艦隊のロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」(「055」、1986年11月5日就役、2016年12月末に近代化改装完了)及び大型対潜艦「セヴェロモルスク」(「619」、1988年1月24日就役)は、『ロシア海軍の日』(7月29日)にクロンシュタットで行なわれる観艦式(主要海軍パレード)へ参加する為、2018年7月4日にセヴェロモルスク基地を出航しました。
[7月29日の『ロシア海軍の日』観艦式へ参加する北方艦隊の艦はセヴェロモルスク基地を出航した]
2018年7月15日、『ロシア海軍の日』観艦式へ参加する他の北方艦隊所属艦と共にフィンランド湾へ到着しました。
[7月29日の『ロシア海軍の日』観艦式へ参加する北方艦隊の艦はフィンランド湾へ入る]
7月29日の『ロシア海軍の日』にはクロンシュタットの観艦式(主要海軍パレード)へ参加しました。
観艦式が終わった後、他の北方艦隊所属艦と共にクロンシュタットを去り、8月1日から他の艦隊の観艦式参加艦と共にバルト海で演習を開始しました。
[北方艦隊の原子力水中巡洋艦オリョールはバルト海のロシア海軍演習へ参加する]
演習終了後、ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」及び大型対潜艦「セヴェロモルスク」はバルト海から北海へ入り、ラマンシュ海峡(英仏海峡)へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦セヴェロモルスクは英仏海峡へ向かった]
8月8日にラマンシュ海峡(英仏海峡)の通過を完了し、8月9日から大西洋北部で演習を開始しました。

[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦セヴェロモルスクは北大西洋で演習を開始した]
そして8月11日にジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。

大型対潜艦「セヴェロモルスク」は、この数年間に何度も地中海へ行っていますが、ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」にとっては、1989年以来、ほぼ30年ぶりの地中海への航海となります。
2隻の艦は、今後、地中海東部(シリア沖)へ行く事になるでしょう。
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