ロシア海軍北方艦隊艦船支隊はディクソン港を去った

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2018年8月18日13時15分配信
【北方艦隊の艦・支援船支隊はディクソン港から出航し、北東へ進路を取った】
本日、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」率いる北方艦隊の艦・支援船支隊は、ロシア大陸部最北の港~ディクソンを去った。
艦船は北東へ進路を取り、北海航路上の各段階と一致する北極航海ルートを進み続ける。
航海計画に沿ってオビ湾での任務遂行を控えている海洋掃海艦「ウラジーミル・グマネンコ」と多機能後方支援船「エリブルス」は支隊から離脱した。

大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」、大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」、「コンドポガ」、砕氷船「イリヤー・ムーロメツ」、給油船「セルゲイ・オシポフ」、救助曳船「パミール」、サルベージ船KIL-143は北東での移動を続ける。
ディクソン港泊地への停泊中、北方艦隊の軍事船員は北極の港へ停泊している船の乗組員へ緊急の医療援助を与える演習を行なった。
演習中に北方艦隊将兵は、捜索救助艦載ヘリコプターKa-27、更には高速艇という選択肢による大型対潜艦の艦上への仮想病人及び負傷者の緊急搬送へ取り組んだ。
ディクソン港へ寄港するまでに北方艦隊の艦・支援船支隊は、バレンツ海水域でロシア連邦の経済活動施設に様々な危機的状況が発生した場合の安全を保障する為の演習を実施した。
バレンツ海の移動段階で大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」乗組員は更に、海上移動中の艦船支隊の組織的対潜及び対空防衛の為の一連の演習を実施した。
北方艦隊の艦・支援船支隊による今度の北極圏航海は8月8日に始まった。
支隊は移動中に1500海里以上を走破した。
2018年8月8日、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」を旗艦とする北方艦隊艦船支隊は、7度目となる北極圏への遠距離航海へ出発しました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船支隊は7回目の北極圏航海へ出発した]
[北方艦隊艦船支隊](指揮官オレグ・ゴルべフ中将)
大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」
大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」
大型揚陸艦「コンドポガ」
海洋掃海艦「ウラジーミル・グマネンコ」
砕氷船「イリヤー・ムーロメツ」
後方支援船「エリブルス」
給油船「セルゲイ・オシポフ」
救助曳船「パミール」
サルベージ船KIL-143
バレンツ海を航行中、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、同海域で操業している漁船のモニタリング及び監視を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはバレンツ海で漁業監視を行なった]
8月12日には、北極海で運用される石油採掘プラットフォーム「プリラズロムナヤ」をテロリストから防衛する為の演習を実施しました。

[ロシア海軍北方艦隊艦船支隊は石油採掘プラットフォーム防衛演習を行なった]
8月13日にはカルスキエボロタ海峡を通過してカラ海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船支隊はカラ海へ入った]
8月14日、ロシア最北の港町ディクソンへ入港しました。

[ロシア海軍北方艦隊艦船支隊はディクソン港へ到着した]
そして8月18日にディクソンを去り、北極海をさらに東へ向かいました。
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