fc2ブログ

ロシア海軍太平洋艦隊のロケット巡洋艦1隻、駆逐艦1隻、大型対潜艦3隻はオホーツク海で演習を行なう

18-0820a.jpg
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2018年8月20日6時13分配信
【太平洋艦隊戦闘艦支隊はオホーツク海での課題の解決に着手した】

親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」、駆逐艦「ブイストルイ」、大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」、「アドミラル・ヴィノグラードフ」、「アドミラル・パンテレーエフ」は、オホーツク海水域での任務遂行へ着手した。
18-0816c.jpg

ウラジオストクからの艦の移動の際に対潜演習を実施し、その中で対潜ヘリコプターKa-27を用いて仮想敵潜水艦の捜索及び追尾を行ない、支隊の組織的対空防衛任務へ取り組み、合同戦術操艦の技量を向上させ、仮想遭難船へ援助を与える訓練を行なった。

打撃艦グループの試験戦術演習計画の枠組みにおいて、艦は戦闘訓練射爆場で複合合同ミサイル射撃及び砲射撃を実施する。

艦隊で最も大きな連合部隊の艦の任務遂行中、ロシア北東軍集団の艦及び航空隊との連携行動が計画されている。



ロシア太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」(「011」、1990年1月7日就役)は、2018年4月下旬に行なわれた太平洋艦隊の演習へ参加しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグは日本海で艦対空ミサイル"フォルト"を発射した]

駆逐艦「ブイストルイ」(「715」、1989年10月28日就役)は、2017年7月下旬に日本海で演習を行なっています。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新鋭コルベット"ソヴェルシェーンヌイ"は駆逐艦ブイストルイと日本海で対潜演習を実施した]

大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」(「548」、1991年12月15日就役)は、8月12日に日本海で演習を行なっています。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフとコルベット"ソヴェルシェーンヌイ"は日本海で対潜演習を実施した]

大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」(「564」、1986年2月15日就役)と「アドミラル・ヴィノグラードフ」(「572」、1989年5月1日就役)は、2018年5月初頭から7月中旬まで東南アジアへの遠洋航海を行ないました。
[ロシア太平洋艦隊東南アジア遠洋航海(2018年5月-7月)]

大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」以外の艦は、2018年7月29日の『ロシア海軍の日』ウラジオストクの観艦式へ参加しました。



2018年8月16日、日本海上自衛隊ミサイル艇は、宗谷海峡を東進する2隻の大型対潜艦(ウダロイ級駆逐艦)を確認しました。
当然ながら、この2隻はオホーツク海へ入りました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2018年8月17日公表
【ロシア海軍艦艇の動向について】

しかし、今回のロシア太平洋艦隊広報部発表を見る限り、この時に宗谷海峡を東進したのは、「2隻のウダロイ級駆逐艦」だけでは無かったようです。
(つまり、「スラヴァ級ミサイル巡洋艦」1隻、「ソブレメンヌイ級ミサイル駆逐艦」1隻、「ウダロイ級駆逐艦」3隻が宗谷海峡を東進した)


この他、太平洋艦隊揚陸艦部隊オホーツク海へ向かっています。
(8月16日にウラジオストク付近から出航)
[ロシア海軍太平洋艦隊の揚陸艦部隊はオホーツク海南部へ向かった]

これらの部隊と、更にはカムチャツカに駐留する部隊がオホーツク海で演習を行なうようです。
関連記事
スポンサーサイト