プロジェクト22350フリゲート2番艦アドミラル・カサトノフは2019年にロシア海軍へ引き渡される

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2018年8月21日12時48分配信
【第2のフリゲート「アドミラル・カサトノフ」は2019年に海軍へ引き渡される】
クビンカ(モスクワ州)、8月21日-ロシア通信社ノーボスチ
第2のプロジェクト22350フリゲート「アドミラル・カサトノフ」は2019年に海軍へ引き渡される。
『ロシア通信社ノーボスチ』は、この艦を建造している『北方造船所』総取締役イーゴリ・ポノマリョフより伝えられた。
プロジェクト22350のトップ艦「アドミラル・ゴルシコフ」は、再三に渡る期限の延期の後、2018年夏に海軍へ引き渡された。
「2019年になります。
2018年末までに試験の開始が計画されています」
ポノマリョフは、フリゲート「アドミラル・カサトノフ」が何時海軍へ引き渡されるのかという質問に答え、こう話した。
プロジェクト22350フリゲートの排水量は4500トン、全長135メートル、幅15メートル、速力29ノット、航続距離4500海里、自立航行期間30日。
乗組員は180~210名。
フリゲートの兵装は、口径130mmの艦載砲A-192「アルマート」、対艦ミサイル「オーニクス」或いは「カリブル-HKE」の為の16基の発射装置、高射ミサイル複合体「ポリメント-リドゥート」から成る。
[新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」型]
[アドミラル・ゴルシコフ型フリゲート(旧ブログ)]
プロジェクト22350フリゲート2番艦「アドミラル-フロータ・カサトノフ」は、2009年11月26日に起工されました。
[プロジェクト22350フリゲート2番艦「カサトノフ海軍元帥」起工]
起工から約5年後の2014年12月12日に進水しました。
[ロシア海軍の新型フリゲート(大型警備艦)アドミラル・フロータ・カサトノフは進水した]
『北方造船所』は、2016年1月13日の時点で「アドミラル・カサトノフ」の完成度は81パーセントと発表しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・フロータ・カサトノフ"は81パーセント完成している]
2016年6月下旬、「アドミラル・カサトノフ」へ「主要打撃複合体」が設置されました。
[建造中のロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・カサトノフ"へ汎用打撃ミサイル発射機が設置された]
これは、有翼ミサイル「オーニクス」と「カリブル」の垂直発射機3S-14UKSKを指しています。
[汎用ミサイル垂直発射機3S-14UKSK]
その後も艤装工事は進められ、2018年2月初頭の時点では完成度98パーセントです。
[ロシア海軍のプロジェクト22350フリゲート2番艦アドミラル・フロータ・カサトノフは98パーセント完成している]
「アドミラル・カサトノフ」は2018年末に洋上試験を開始します。
[プロジェクト22350フリゲート2番艦アドミラル・カサトノフは2018年末に航行試験を開始する]
「アドミラル・カサトノフ」は、2019年末までにロシア海軍への引き渡しが予定されています。
現在までに、プロジェクト22350フリゲートは4隻が起工されており、1番艦は2018年7月28日に就役しました。
[プロジェクト22350フリゲート1番艦アドミラル・ゴルシコフはロシア海軍へ就役し、北方艦隊へ編入された]
[プロジェクト22350フリゲート]
サンクトペテルブルクの『北方造船所』(セーヴェルナヤ・ヴェルフィ)で建造。
「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」
Адмирал флота Советского Союза Горшков(工場番号921)
2006年2月1日起工/2010年10月28日進水/2018年7月28日就役
北方艦隊へ配備
「アドミラル・フロータ・カサトノフ」Адмирал флота Касатонов(工場番号922)
2009年11月26日起工/2014年12月12日進水/2019年就役予定
北方艦隊へ配備予定
「アドミラル・ゴロフコ」Адмирал Головко(工場番号923)
2012年2月1日起工/2020年就役予定
「アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・イサコフ」
Адмирал флота Советского Союза Исаков(工場番号924)
2013年11月14日起工/2020年以降に就役予定
プロジェクト22350の建造は、4番艦「アドミラル・イサコフ」で終了し、その後は、拡大発展型であるプロジェクト22350Mの建造へ移行する事になります。
[ロシア海軍の将来フリゲート・プロジェクト22350M(超ゴルシコフ型)の排水量は6500トンになる]
[プロジェクト22350(アドミラル・ゴルシコフ型)の拡大発展型となるロシア海軍の次世代フリゲートの開発は進められている]
[ロシア海軍の次世代フリゲート・プロジェクト22350M(改アドミラル・ゴルシコフ型)の排水量は約8000トンになる]
プロジェクト22350Mの建造が開始されるのは2020年以降になり、1番艦の就役は2026年に予定されています。
[ロシア海軍の次世代フリゲート・プロジェクト22350M(改アドミラル・ゴルシコフ型)の建造開始は2020年以降になる]
[ロシア海軍の次世代フリゲート・プロジェクト22350M(改アドミラル・ゴルシコフ型)の1番艦は2026年に就役する]
- 関連記事
-
- ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着した
- プロジェクト22350フリゲート3番艦と4番艦は2021年末と2022年末にロシア海軍へ引き渡される
- プロジェクト22350フリゲート2番艦アドミラル・カサトノフは2019年にロシア海軍へ引き渡される
- プロジェクト22350フリゲート2番艦アドミラル・カサトノフは2018年末に航行試験を開始する
- プロジェクト22350フリゲート1番艦アドミラル・ゴルシコフはロシア海軍へ就役し、北方艦隊へ編入された
スポンサーサイト