ロシア海軍北方艦隊艦船支隊はラプテフ海へ入った

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2018年8月21日12時12分配信
【北方艦隊艦船支隊はラプテフ海へ入った】
本日(8月21日)、北極航海任務を遂行している北方艦隊の戦闘艦・補助船支隊は、ラプテフ海へ入った。
前日、北方艦隊将兵は原子力砕氷船「50リェート・ポベードゥィ」と合流し、同船に同行されてマチセン海峡及びヴィリキツキー海峡の結氷海域を進んだ。
砕氷船の航行は縦列船隊により行なわれた。
艦船は他の艦船と一定の距離を保った。
砕氷船の直後には、支隊旗艦~大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」が、その後には大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」と「コンドポガ」が続いた。
北方艦隊のディーゼルエレクトリック砕氷船「イリヤー・ムーロメツ」は、支援船グループの砕氷先導を行なった。
海峡の移動ルートは、結氷及び流氷フィールドから離れた安全な海域が選ばれた。
通過する前に、ヘリコプターKa-27PSによる空中偵察が行なわれた。
ラプテフ海で北方艦隊艦船支隊は一連の戦術演習を実施する。
北方艦隊の艦・支援船支隊による今度の北極圏航海は8月8日に始まった。
支隊は移動中に2000海里以上を走破した。
2018年8月8日、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」を旗艦とする北方艦隊艦船支隊は、7度目となる北極圏への遠距離航海へ出発しました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船支隊は7回目の北極圏航海へ出発した]
[北方艦隊艦船支隊](指揮官オレグ・ゴルべフ中将)
大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」
大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」
大型揚陸艦「コンドポガ」
海洋掃海艦「ウラジーミル・グマネンコ」
砕氷船「イリヤー・ムーロメツ」
後方支援船「エリブルス」
給油船「セルゲイ・オシポフ」
救助曳船「パミール」
サルベージ船KIL-143
(「ウラジーミル・グマネンコ」と「エリブルス」は途中からオビ湾で別行動)
バレンツ海を航行中、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、同海域で操業している漁船のモニタリング及び監視を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはバレンツ海で漁業監視を行なった]
8月12日には、北極海で運用される石油採掘プラットフォーム「プリラズロムナヤ」をテロリストから防衛する為の演習を実施しました。

[ロシア海軍北方艦隊艦船支隊は石油採掘プラットフォーム防衛演習を行なった]
8月13日にはカルスキエボロタ海峡を通過してカラ海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船支隊はカラ海へ入った]
8月14日、ロシア最北の港町ディクソンへ入港しました。

[ロシア海軍北方艦隊艦船支隊はディクソン港へ到着した]
8月18日にディクソンを去りました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船支隊はディクソン港を去った]
そして8月21日、ヴィリキツキー海峡を通過してラプテフ海へ入りました。
ヴィリキツキー海峡を通過する際、艦船支隊の戦闘艦3隻(大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」、「コンドポガ」)は『ロスアトムフロート』の原子力砕氷船「50リェート・ポベードゥィ」に先導され、昨年11月末に就役した北方艦隊所属の通常動力砕氷船「イリヤー・ムーロメツ」は、支隊の支援船3隻(給油船「セルゲイ・オシポフ」、救助曳船「パミール」、サルベージ船KIL-143)を先導しました。
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