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ロシア海軍黒海艦隊の警備艦スメトリーヴイは地中海を去った

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2018年8月22日10時40分配信
【黒海艦隊の警備艦「スメトリーヴイ」は地中海からセヴァストーポリへ戻ってくる】

黒海艦隊警備艦「スメトリーヴイ」は、地中海ロシア海軍常設グループの一員としての任務遂行を完了し、セヴァストーポリへ進路を取った。

遠海ゾーンでの滞在期間中に警備艦の乗組員は。単艦及び艦船グループの一員としての戦闘を行なう複合多種演習を実施し、水上及び空中目標への砲射撃を行ない、更には対潜任務へ取り組んだ。

セヴァストーポリへの滞在時に警備艦は艦のシステム及び機構のメンテナンスの定期作業を実施し、水兵、下士官、士官は休養の機会を得る。

警備艦「スメトリーヴイ」は、2018年4月から地中海ロシア海軍常設グループの一員としての任務を遂行していた。



プロジェクト61(カシン級)警備艦「スメトリーヴイ」(1969年10月21日就役)は、最近では、2016年10月28日にセヴァストーポリを出航し、10月29日にボスポラス海峡を南下して地中海へ入りました。

2016年10月31日から11月1日までギリシャを訪問し、ロシア皇帝家出身のギリシャ王妃オルガ(オリガ)の生誕165周年記念行事へ参加しました。

オリガ・コンスタンチノヴナ・ロマノヴァ(1851年9月3日~1926年6月18日)は、ロシア皇帝アレクサンドル2世の弟コンスタンチン大公の娘であり、1867年にギリシャ国王ゲオルギオス1世と結婚してギリシャ王妃となりました。
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「スメトリーヴイ」ギリシャを去った後も地中海東部(シリア沖)に滞在し、ここで2017年の新年を迎えました。

2017年2月下旬には地中海東部に居るアメリカ海軍原子力空母「ジョージ・H・W・ブッシュ」を追尾しました。
ブログ『BMPD』より
【「スメトリーヴイ」は「ブッシュ」を追う】

「スメトリーヴイ」は2017年3月5日にボスポラス海峡を北上して黒海へ入り、3月6日にセヴァストーポリへ帰投しました。

[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦スメトリーヴイは4ヶ月間の地中海航海を終えてセヴァストーポリへ帰投した]

それから1ヶ月半程経った2017年5月20日、セヴァストーポリから出航して対空戦闘訓練を行ない、高射ミサイル「ヴォルナ」AK-726 76mm連装砲を発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦スメトリーヴイは黒海で対空戦闘訓練を行なった]

「スメトリーヴイ」は、そのまま南方へ向かい、5月22日にボスポラス海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦スメトリーヴイは地中海へ入った]

「スメトリーヴイ」は、フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」、「アドミラル・エッセン」及び大型揚陸艦3隻と共に、2017年5月23日から27日までリビア東部沖で演習を実施しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の地中海での演習は終わった]

その後も暫く地中海東部に留まっていました。
[地中海東部ではロシア海軍黒海艦隊の約15隻の艦船が行動している]

2017年6月2日にボスポラス海峡を北上して黒海へ入り、6月3日にセヴァストーポリへ帰港しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦スメトリーヴイは地中海からセヴァストーポリへ帰港した]


2018年4月20日、警備艦「プイトリーヴイ」「スメトリーヴイ」黒海で演習を行ない、沿岸、海上、空中目標への砲撃、泊地で襲撃を受けた際の対処、艦内のダメージコントロールの訓練を実施しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2018年4月20日16時38分配信
【黒海艦隊の警備艦「プイトリーヴイ」と「スメトリーヴイ」は海上で一連の戦闘訓練を実施した】

演習が終わった後も2隻はセヴァストーポリには戻らず、そのまま黒海を南下して4月21日にボスポラス、ダーダネルス海峡を通過し、地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦プイトリーヴイとスメトリーヴイは地中海東部(シリア沖)へ行く]

4月末には地中海東部で実施された演習へ参加しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート2隻と警備艦2隻は地中海東部で演習を行なう]
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート2隻と警備艦2隻は地中海東部で演習を続けている]

その後も地中海東部に滞在し、7月24日にはキプロスリマソール港への寄港を終えて出航しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦スメトリーヴイはキプロス訪問を終えた]

そして8月22日に地中海を去り、母港セヴァストーポリへ向かいました。
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