空母ヴィクラマーディティヤは23ノットでセヴェロドヴィンスクへ向かっている
- カテゴリ:空母ヴィクラマーディティヤ
9月17日、インド空母「ヴィクラマーディティヤ」(旧ロシア海軍重航空巡洋艦「アドミラル・ゴルシコフ」)の試験中にボイラーが損傷し、引き渡し時期が延期されると報じられました。
[空母ヴィクラマーディティヤ、引渡し延期?]
その続報。


『ロシア通信社ノーボスチ』より
【ヴィクラマーディティヤは9月25日にセヴェロドヴィンスクへ到着する】
モスクワ、9月17日-ロシア通信社ノーボスチ
航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」(旧「アドミラル・ゴルシコフ)は、今度の火曜日・9月25日にセヴェロドヴィンスクへ到着する。
月曜日、株式会社「統合造船業営団」の情報提供者は、ロシア通信社ノーボスチに伝えた。
以前、「統合造船業営団」の情報提供者は、ロシアがインドの為に近代化した航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」の試験中に3基のボイラーで問題点が発見されたとロシア通信社ノーボスチに伝えた。
複数のメディアは、2012年末にインド海軍への引き渡しが予定されている同艦は、2013年10月より前に引き渡される事は無いと報じた。
「現在、同艦は速力23ノットでバレンツ海から白海へ移動しております。
ヴィクラマーディティヤが発揮できる最大速力は29ノットです」
代理人は、こう話し、このような空母の速力でセヴェロドヴィンスクへ到着するのは9月25日になると付け加えた。
彼によると、「ヴィクラマーディティヤ」の「セヴマシュ」 到着後、3基のボイラーの損傷具合が確認され、それを修理する為に必要な時間を決める事が可能となる。
「私共が有している一次情報によると、修理には数ヶ月掛かるでしょう」
「統合造船業営団」の代理人は述べた。
情報提供者の代理人によると、同艦は来週初頭に「セヴマシュ」への到着が予定されており、完全な検査が行われ、発見された問題点に対処する。
問題点に対処する為に「統合造船業営団」の特別委員会が設置され、代理人は、それ(特別委員会)がインドへの引き渡し時期と修理費用を決定すると述べた。
「統合造船業営団」の代理人は、12月4日に予定されていた「ヴィクラマーディティヤ」の引き渡し時期は、少なくとも6ヶ月は延期されると付け加えた。
彼は、同艦の修理費が1億ルーブルに達するというメディアの情報は事実ではない事を指摘した。
「それは著しい誇張です」
次に、「特殊ボイラー設計局」総取締役代理ワシーリー・クーキン氏は、「ヴィクラマーディティヤ」のボイラー修理には4ヵ月間を要するだろうとロシア通信社ノーボスチに伝えた。
「それは、レンガ及びパイプを速やかに配置できるかどうかに依ります。
ボイラーを交換する必要は有りません。
その為には艦を切断する事になりますが、全て切断する必要はありません。
バルト工場とセヴマシュは、私共の参加を得て、ボイラーの修理と耐火レンガの交換を解決します」
クーキン氏は述べた。
彼によると、作業は9月中に開始されなければならない。
パイプ及び耐火レンガが届けられる前に、艦の部分切断が開始される。
材料の到着後、それらを一度に使用できるようにする為に。
クーキン氏は、9月20日にインド側との会議が開かれ、航空母艦の状況の原因に対処し、「ヴィクラマーディティヤ」を修理する決定が下され、航空母艦を修復する為の材料が指定されると述べた。
航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」(元重航巡洋艦「アドミラル・ゴルシコフ」)は、ロシアの造船企業「セヴマシュ」において大規模な改造が行なわれた。
艦は、飛行甲板並びにMiG-29K離艦の為のトランポリン台、最新の機器が装備されており、航空母艦の船体には、長さ約2キロメートルの新たなケーブル線路が敷設された。
艦は、新たな航海及び電波位置特定システム、通信複合体及び航空管制複合体を受け取った。
(2012年9月17日17時00分配信)
当初の報道(非政府系メディア『コメルサント』など)では、「ヴィクラマーディティヤ」の8基のボイラーの内7基が損傷し、同艦は自力で航行できないとの事でしたが、ロシア造船業の総元締めである「統合造船業営団」は、この報道内容を否定しました。
損傷したボイラーは、7基ではなく3基です。

今回の記事によると「ヴィクラマーディティヤ」は23ノットでセヴェロドヴィンスクへ向かっているとの事ですから、自力で航行できないというのは嘘です。
更に、同艦の最大速力が29ノットである事も明らかにされました。
「ヴィクラマーディティヤ」の機関構成はボイラー8基と蒸気タービンエンジン4基ですが、より正確には、ボイラー2基とタービン1基から成る蒸気タービンエンジンユニット4組が配置されています。

どのボイラーが損傷したのかまでは公表されていませんが、いずれにせよ、8基のボイラーの内5基しか動かせません。
「ヴィクラマーディティヤ」の巡航速力は18ノット前後と推定されるので(少なくともアドミラル・ゴルシコフの時には18ノットだった)、巡航速力よりも少し高いスピードで航行している事になります。
セヴェロドヴィンスクの「セヴマシュ」造船所に到着した後、ボイラーの修理が行なわれます。
一部ではボイラーを交換する必要が有るという見方が有りますが、「ヴィクラマーディティヤ」のボイラーKVG-3Dを設計した「特殊ボイラー設計局」は、ボイラー交換の必要はないと言い切っております。

この為に船体を切り開く必要が有るとの事ですから、以前と同様に屋外特設造船台へ同艦を上げて修理を行なうのでしょう。

[空母ヴィクラマーディティヤ、ドック入り(2005年11月30日)・その1]
[空母ヴィクラマーディティヤ、ドック入り(2005年11月30日)・その2]
[空母ヴィクラマーディティヤ、ドック入り(2005年11月30日)・その3]



一方、インド海軍は、2013年4月の「ヴィクラマーディティヤ」引き渡しを希望していると表明しました。
『アルムス-タス』より
2012年8月18日08時30分配信
【インド海軍は2013年4月に航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」を受領する事を望む】
インド海軍公式代理人は、こう述べました。
「我々は、(2013年)4月に航空母艦を受領する事を望んでおります」
[空母ヴィクラマーディティヤ、引渡し延期?]
その続報。


『ロシア通信社ノーボスチ』より
【ヴィクラマーディティヤは9月25日にセヴェロドヴィンスクへ到着する】
モスクワ、9月17日-ロシア通信社ノーボスチ
航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」(旧「アドミラル・ゴルシコフ)は、今度の火曜日・9月25日にセヴェロドヴィンスクへ到着する。
月曜日、株式会社「統合造船業営団」の情報提供者は、ロシア通信社ノーボスチに伝えた。
以前、「統合造船業営団」の情報提供者は、ロシアがインドの為に近代化した航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」の試験中に3基のボイラーで問題点が発見されたとロシア通信社ノーボスチに伝えた。
複数のメディアは、2012年末にインド海軍への引き渡しが予定されている同艦は、2013年10月より前に引き渡される事は無いと報じた。
「現在、同艦は速力23ノットでバレンツ海から白海へ移動しております。
ヴィクラマーディティヤが発揮できる最大速力は29ノットです」
代理人は、こう話し、このような空母の速力でセヴェロドヴィンスクへ到着するのは9月25日になると付け加えた。
彼によると、「ヴィクラマーディティヤ」の「セヴマシュ」 到着後、3基のボイラーの損傷具合が確認され、それを修理する為に必要な時間を決める事が可能となる。
「私共が有している一次情報によると、修理には数ヶ月掛かるでしょう」
「統合造船業営団」の代理人は述べた。
情報提供者の代理人によると、同艦は来週初頭に「セヴマシュ」への到着が予定されており、完全な検査が行われ、発見された問題点に対処する。
問題点に対処する為に「統合造船業営団」の特別委員会が設置され、代理人は、それ(特別委員会)がインドへの引き渡し時期と修理費用を決定すると述べた。
「統合造船業営団」の代理人は、12月4日に予定されていた「ヴィクラマーディティヤ」の引き渡し時期は、少なくとも6ヶ月は延期されると付け加えた。
彼は、同艦の修理費が1億ルーブルに達するというメディアの情報は事実ではない事を指摘した。
「それは著しい誇張です」
次に、「特殊ボイラー設計局」総取締役代理ワシーリー・クーキン氏は、「ヴィクラマーディティヤ」のボイラー修理には4ヵ月間を要するだろうとロシア通信社ノーボスチに伝えた。
「それは、レンガ及びパイプを速やかに配置できるかどうかに依ります。
ボイラーを交換する必要は有りません。
その為には艦を切断する事になりますが、全て切断する必要はありません。
バルト工場とセヴマシュは、私共の参加を得て、ボイラーの修理と耐火レンガの交換を解決します」
クーキン氏は述べた。
彼によると、作業は9月中に開始されなければならない。
パイプ及び耐火レンガが届けられる前に、艦の部分切断が開始される。
材料の到着後、それらを一度に使用できるようにする為に。
クーキン氏は、9月20日にインド側との会議が開かれ、航空母艦の状況の原因に対処し、「ヴィクラマーディティヤ」を修理する決定が下され、航空母艦を修復する為の材料が指定されると述べた。
航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」(元重航巡洋艦「アドミラル・ゴルシコフ」)は、ロシアの造船企業「セヴマシュ」において大規模な改造が行なわれた。
艦は、飛行甲板並びにMiG-29K離艦の為のトランポリン台、最新の機器が装備されており、航空母艦の船体には、長さ約2キロメートルの新たなケーブル線路が敷設された。
艦は、新たな航海及び電波位置特定システム、通信複合体及び航空管制複合体を受け取った。
(2012年9月17日17時00分配信)
当初の報道(非政府系メディア『コメルサント』など)では、「ヴィクラマーディティヤ」の8基のボイラーの内7基が損傷し、同艦は自力で航行できないとの事でしたが、ロシア造船業の総元締めである「統合造船業営団」は、この報道内容を否定しました。
損傷したボイラーは、7基ではなく3基です。

今回の記事によると「ヴィクラマーディティヤ」は23ノットでセヴェロドヴィンスクへ向かっているとの事ですから、自力で航行できないというのは嘘です。
更に、同艦の最大速力が29ノットである事も明らかにされました。
「ヴィクラマーディティヤ」の機関構成はボイラー8基と蒸気タービンエンジン4基ですが、より正確には、ボイラー2基とタービン1基から成る蒸気タービンエンジンユニット4組が配置されています。

どのボイラーが損傷したのかまでは公表されていませんが、いずれにせよ、8基のボイラーの内5基しか動かせません。
「ヴィクラマーディティヤ」の巡航速力は18ノット前後と推定されるので(少なくともアドミラル・ゴルシコフの時には18ノットだった)、巡航速力よりも少し高いスピードで航行している事になります。
セヴェロドヴィンスクの「セヴマシュ」造船所に到着した後、ボイラーの修理が行なわれます。
一部ではボイラーを交換する必要が有るという見方が有りますが、「ヴィクラマーディティヤ」のボイラーKVG-3Dを設計した「特殊ボイラー設計局」は、ボイラー交換の必要はないと言い切っております。

この為に船体を切り開く必要が有るとの事ですから、以前と同様に屋外特設造船台へ同艦を上げて修理を行なうのでしょう。

[空母ヴィクラマーディティヤ、ドック入り(2005年11月30日)・その1]
[空母ヴィクラマーディティヤ、ドック入り(2005年11月30日)・その2]
[空母ヴィクラマーディティヤ、ドック入り(2005年11月30日)・その3]



一方、インド海軍は、2013年4月の「ヴィクラマーディティヤ」引き渡しを希望していると表明しました。
『アルムス-タス』より
2012年8月18日08時30分配信
【インド海軍は2013年4月に航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」を受領する事を望む】
インド海軍公式代理人は、こう述べました。
「我々は、(2013年)4月に航空母艦を受領する事を望んでおります」
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