ロシア海軍の為の新世代原子力空母が建造される
- カテゴリ:ロシア新世代航空母艦

『タス通信』より
2018年8月24日12時25分配信
【ロシアに原子力航空母艦が登場するだろう】
クビンカ/モスクワ州、8月24日/タス通信
ロシア海軍は、新世代航空母艦の為の核動力装置作成の作業と、この艦のプロジェクト作成の作業を既に始動させている。
金曜日、テレビ局『ズヴェズダー』の生放送でロシア海軍造船管理部長ウラジーミル・トリャピチニコフ少将は述べた。
「非常に複雑な問題ですね。
それは今日において、『統合造船業営団』の設計局が実際に作業を行なっています。
造船工場での作業は、それ故に、この艦を作成する為の生産能力が必要です」
彼は、海軍には、核動力を有する航空母艦が必要な否かという質問に答え、こう話した。
このテーマの下でのこのような作業は、海軍の科学研究機関で行なわれている。
「今日において、エンジン(その作成の為の研究の始動)は始動されており、私共は、今日、このテーマの下での作業を有しております。
そして近い内に、何れかのコンセプトが承認されます。
そうですね、これは長期に渡る事になるでしょうが、この艦は、然るべき場所に保有しなければなりません」
トリャピチニコフは強調した。
ロシア海軍の代理人は指摘した。
この新世代航空艦は「最新であり、それに沿った任務を遂行しなければななりません」
「近い内に、この決定は採択されるでしょう」
提督は総括した。
ロシア海軍の戦闘編制には、ただ1隻の通常動力中型航空母艦「アドミラル・クズネツォフ」(国内での分類は重航空巡洋艦)が在る。
以前に海軍が表明したように、ロシア海軍は、核動力装置を有する将来航空母艦の受領を2030年末に見込んでおり、その排水量は少なくとも7万トンでなければならない。
航空艦の設計には、ロシアで唯一の研究組織~ネヴァ川計画設計局が従事している。
[ロシア新世代航空母艦]
ロシア海軍の為の将来航空母艦Перспективный Авианосецの設計開発作業は2007年に始まりました。
将来航空母艦は、複数の設計草案が提示されており、この内の1つは排水量75000トンになるようです。
[ロシア海軍の将来航空母艦の設計草案は2018年末までにロシア国防省へ提出される]
ロシア海軍は、少なくとも70000トンの艦を望んでいるようです。
[ロシア海軍の将来航空母艦は7万トン級になる]
将来航空母艦のアイランドは非金属複合材料製になります。
[ロシア海軍将来正規空母のアイランドは複合材料で造られる]
将来航空母艦の動力に関しては、通常動力(ガスタービンなど)と原子力推進の2つのヴァージョンが検討されていますが、ロシア海軍の要求により、ほぼ原子力推進に確定しております。
[ロシア海軍将来正規空母は原子力推進となる]
[ロシア海軍将来正規空母と将来駆逐艦リデル級は同型の原子力機関を搭載する]
将来航空母艦は、サンクトペテルブルクの『バルト工場』で建造中の新型原子力砕氷船「アルクチカ」型の原子炉RITM-200と同系列のもの(改良発展型)を搭載するようです。
[ロシア海軍将来原子力空母は原子炉RITM-200を搭載するかもしれない]
将来航空母艦の最終設計案は2020年以降に固められます。
[ロシア海軍将来原子力空母の最終設計案は2020年以降に作成される]
[新型原子力空母の建造はロシア海軍の将来計画に含まれている]
将来航空母艦の建造は2023年~2028年の開始が計画されています。
[ロシア海軍の新世代空母の建造は2023年~2028年に開始される]
[ロシア海軍の為の新世代空母の建造は『2018-2027年の国家軍備プログラム』において開始される]
今回、ロシア海軍造船管理部長ウラジーミル・トリャピチニコフ少将は全く触れていませんが、既に将来航空母艦の艦載機として、新世代VSTOL(短距離・垂直離陸/垂直着陸)艦上戦闘機の開発作業が始まっています。
[ロシア海軍の為の新たなVSTOL艦上戦闘機の開発作業は既に開始されている]
[ロシア航空機製造業界はロシア海軍の為の新世代VSTOL艦上戦闘機の開発作業を進めている]
VSTOL艦上戦闘機は、比較的小さな航空母艦でも搭載・運用できるという利点があります。
更に、ロシア海軍の艦船の形状などを研究し、艦船設計の大まかな方向性を決定する『クルイロフ国立科学センター』は、44000トン級軽航空母艦の概念設計案を発表しています。
[クルイロフ国立科学センターは軽空母の概念設計案を公表した]
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