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ロシア海軍北方艦隊艦船支隊はチクシ湾に投錨停泊した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2018年8月25日19時35分配信
【北方艦隊艦船支隊はラプテフ海のチクシ湾の投錨停泊所へ入った】

大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」率いる北方艦隊戦闘艦・補助船支隊は、航海の次なる段階を完了し、ラプテフ海チクシ湾の投錨停泊所へ入った。
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現在、戦闘艦の要員は、来週に実施される北極圏ロシア連邦の島嶼及び大陸を防衛する兵種間戦術演習の実行準備を進めている。

北方艦隊北極航海に先立つ同様の演習は、タイミル半島、チェリュスキン岬、更にはノヴォシビルスク群島で行なわれた。

北方艦隊艦船支隊の乗組員は、既にバレンツ海水域でロシア連邦の経済活動施設に様々な危機的状況が発生した場合の安全を保障する為の演習を実施した。

バレンツ海の移動段階で大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」乗組員は更に、海上移動中の艦船支隊の組織的対潜及び対空防衛の為の一連の演習を実施した。

ディクソン港泊地への停泊中、北方艦隊の軍事船員は北極の港へ停泊している船の乗組員へ緊急の医療援助を与える演習を行なった。

マチセン海峡及びヴィリキツキー海峡の結氷海域では、国営法人『ロスアトム』の原子力砕氷船「50リェート・ポベードゥィ」及び北方艦隊ディーゼルエレクトリック砕氷船「イリヤー・ムーロメツ」が同行し、先導を行なった。

北方艦隊艦・支援船支隊による今度の北極圏航海は8月8日に始まった。
移動時に支隊は2200海里以上を進んだ。



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2018年8月8日、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」を旗艦とする北方艦隊艦船支隊は、7度目となる北極圏への遠距離航海へ出発しました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船支隊は7回目の北極圏航海へ出発した]

[北方艦隊艦船支隊](指揮官オレグ・ゴルべフ中将)
大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」
大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」
大型揚陸艦「コンドポガ」
海洋掃海艦「ウラジーミル・グマネンコ」
砕氷船「イリヤー・ムーロメツ」
後方支援船「エリブルス」
給油船「セルゲイ・オシポフ」
救助曳船「パミール」
サルベージ船KIL-143

(「ウラジーミル・グマネンコ」「エリブルス」は途中からオビ湾で別行動)

バレンツ海を航行中、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、同海域で操業している漁船のモニタリング及び監視を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはバレンツ海で漁業監視を行なった]

8月12日には、北極海で運用される石油採掘プラットフォーム「プリラズロムナヤ」をテロリストから防衛する為の演習を実施しました。
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[ロシア海軍北方艦隊艦船支隊は石油採掘プラットフォーム防衛演習を行なった]

8月13日にはカルスキエボロタ海峡を通過してカラ海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船支隊はカラ海へ入った]

8月14日、ロシア最北の港町ディクソンへ入港しました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船支隊はディクソン港へ到着した]

8月18日にディクソンを去りました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船支隊はディクソン港を去った]

8月21日、ヴィリキツキー海峡を通過してラプテフ海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船支隊はラプテフ海へ入った]

そして8月25日、北方艦隊艦船支隊は、近日中に行なわれる演習の準備の為、チクシ湾に投錨停泊しました。
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