ロシア海軍北方艦隊はチクシ湾で上陸演習を行なう

『タス通信』より
2018年8月27日13時34分配信
【北方艦隊の北極グループは初めてチクシ地域へ揚陸部隊を上陸させる】
モスクワ、8月27日/タス通信
北方艦隊の北極艦船グループは、ヤクーツクの無防備の海岸へ海洋揚陸部隊を上陸させる演習を実施する。
初めての演習は8月28日にチクシ湾と同じ名前の居住地点エリアで行なう。
月曜日に艦隊の広報サービス部長ワジム・セルガ1等海佐は発表した。
「北方艦隊の北極自動車化射撃兵旅団及び海軍歩兵旅団の部隊は、大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフの火力支援の下、大型揚陸艦アレクサンドル・オトラコフスキーとコンドポガから装甲輸送車BTR-80と万能車両ヴィーチャズィで上陸を行ないます」
士官は話した。
彼は付け加えた。
「チクシ地域で、このような演習が行なわれるのは初めてです」
海洋揚陸隊員は、海岸を奪取し、保持する戦術戦闘行動へ取り組む。
セルガは、昨年に北方艦隊将兵は、無防備の海岸への4度の海洋揚陸作戦を行なった事を想い起こした。
エニセイ川沿岸のドゥディンカ地域への上陸には、一度に3隻の大型揚陸艦「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」、「アレクサンドル・オトラコフスキー」、「コンドポガ」が関わった。
更に将兵は、ユーラシア大陸最北端のチェリュスキン岬へ初めて重装備の揚陸を行なった。

2018年8月8日、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」を旗艦とする北方艦隊艦船支隊は、7度目となる北極圏への遠距離航海へ出発しました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船支隊は7回目の北極圏航海へ出発した]
[北方艦隊艦船支隊](指揮官オレグ・ゴルべフ中将)
大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」
大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」
大型揚陸艦「コンドポガ」
海洋掃海艦「ウラジーミル・グマネンコ」
砕氷船「イリヤー・ムーロメツ」
後方支援船「エリブルス」
給油船「セルゲイ・オシポフ」
救助曳船「パミール」
サルベージ船KIL-143
(「ウラジーミル・グマネンコ」と「エリブルス」は途中からオビ湾で別行動)
バレンツ海を航行中、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、同海域で操業している漁船のモニタリング及び監視を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはバレンツ海で漁業監視を行なった]
8月12日には、北極海で運用される石油採掘プラットフォーム「プリラズロムナヤ」をテロリストから防衛する為の演習を実施しました。

[ロシア海軍北方艦隊艦船支隊は石油採掘プラットフォーム防衛演習を行なった]
8月13日にはカルスキエボロタ海峡を通過してカラ海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船支隊はカラ海へ入った]
8月14日、ロシア最北の港町ディクソンへ入港しました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船支隊はディクソン港へ到着した]
8月18日にディクソンを去りました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船支隊はディクソン港を去った]
8月21日、ヴィリキツキー海峡を通過してラプテフ海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船支隊はラプテフ海へ入った]
8月25日、北方艦隊艦船支隊は、近日中に行なわれる演習の準備の為、チクシ湾に投錨停泊しました。

[ロシア海軍北方艦隊艦船支隊はチクシ湾に投錨停泊した]
北方艦隊艦船支隊は、8月28日にチクシ湾で上陸演習を行ないます。
演習には、北方艦隊のキルケネス赤旗授与・第61独立海軍歩兵旅団及び第80独立自動車化射撃兵旅団(北極圏旅団)が参加します。
- 関連記事
スポンサーサイト