ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新鋭コルベット"グロームキー"はウラジオストクへ到着した

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2018年8月31日7時13分配信
【太平洋艦隊の最新コルベット「グロームキー」は試験実施の為にウラジオストクへ到着した】
本日、太平洋艦隊の最新コルベット「グロームキー」は、試験プログラムを実施する為にウラジオストクへ到着した。
艦は、輸送浮きドック「ゼーヤ」によりアムール造船工場から艦隊主要基地へ移送された。
艦を載せたドックは、金角湾の船舶航行水路まで曳船により先導を保障され、沿海地方首都の企業の艤装基盤埠頭へ入った。
この数日中に「グロームキー」はドックから出渠し、設備の整備作業を始める。
ウラジオストクの造船所でコルベットは係留試験を完了し、ここで戦闘艦は航行試験及び国家受領試験を行なう。
今年末までにコルベット「グロームキー」は太平洋艦隊への加入が計画されている。
[参照]
「グロームキー」は、再軍備プログラムの枠組みで太平洋艦隊の為に特別に建造される第2のプロジェクト20380コルベットである。
中央海洋設計局『アルマーズ』により開発された同プロジェクト艦は、近海ゾーンでの活動、敵の水上艦及び潜水艦との戦闘の実施、海洋揚陸作戦中の海洋揚陸部隊への砲撃支援の為に意図されている。
コルベットの全長は104.5メートル、幅13メートル、満載排水量2200トン、最大速力27ノット。
[プロジェクト20380/20385コルベット]

ロシア太平洋艦隊向けのプロジェクト20380コルベットの2隻目となる「グロームキー」は、コムソモリスク・ナ・アムーレの『アムール造船工場』で2012年4月20日に起工されました。
[新世代コルベット「グロームキー」は起工された]
当初は2015年の引き渡しが予定されていましたが、建造工事は遅延しています。
[ロシア海軍の為のプロジェクト20380コルベット"グロームキー"の建造は対ロシア制裁の影響により遅延する]
起工から5年以上が経過した2017年7月28日に造船台を出渠しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第2のプロジェクト20380コルベット"グロームキー"は造船台を出渠した]
契約軍人のみで構成される「グロームキー」乗組員は、2017年10月末までに編成を完了しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2017年11月1日4時21分配信
【太平洋艦隊は新たなコルベット「グロームキー」の乗組員の形成を完了した】
「グロームキー」乗組員は、11月24日にサンクトペテルブルクの海軍統合訓練センターへ到着しました。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2017年11月24日15時38分配信
【コルベット「グロームキー」の乗組員は研修の為にサンクトペテルブルクへ到着した】
2018年2月7日、コムソモリスク・ナ・アムーレの『アムール造船工場』を視察に訪れたロシア国防次官ユーリー・ボリソフ氏は、「グロームキー」は2018年末にロシア海軍太平洋艦隊へ引き渡されると発言しました。
[プロジェクト20380コルベット"グロームキー"は2018年末にロシア海軍太平洋艦隊へ引き渡される]
2018年5月下旬、サンクトペテルブルクでの研修を終えた乗組員が『アムール造船工場』へ到着しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア連邦国防省情報・マスコミュニケーション部発表
2018年5月27日17時5分配信
【アムール造船工場は最新のプロジェクト20380コルベットの加入の為の作業を続けている】
乗組員は6月下旬から「グロームキー」艦内への居住を開始しました。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2018年6月21日8時59分配信
【最新コルベット「グロームキー」乗組員は、造船工場から艦の受け入れを開始した】
8月中旬、「グロームキー」は浮きドックに載せられ、ウラジオストクへの移動を開始しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の新型コルベット"グロームキー"はコムソモリスク・ナ・アムーレからウラジオストクへの移動を開始した]
8月31日にウラジオストクへ到着しました。

今後、「グロームキー」はウラジオストクをベースにして洋上試験を行ないます。
「グロームキー」は、2018年末までにロシア海軍へ引き渡される予定です。
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