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ロシア海軍北方艦隊艦船支隊はノヴォシビルスク諸島付近で演習を実施した

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『タス通信』より
2018年8月31日21時38分配信
【北方艦隊の艦はノヴォシビルスク諸島で実地射撃の演習を実施した】
モスクワ、8月31日/タス通信

北方艦隊艦船支隊北極ノヴォシビルスク諸島北氷洋海域で演習を実施した。
演習には、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」が関わった。
艦隊の広報サービスは金曜日に発表した。

「演習には、ノヴォシビルスク群島への移動を行なった北方艦隊の戦闘艦と、コテリヌイ島に駐留する北方艦隊戦術グループの部隊が参加しました。
演習の筋書きは、北方艦隊戦術グループの部隊と艦船グループが協同で海上目標を撃破し、海上および空中から向かってくる仮想敵の攻撃の撃退でした」

艦隊は話した。

沿岸ミサイル複合体「ルベーシュ」班は、50km離れたラプテフ海水域の目標へ、2基の有翼ミサイル「テルミート」の一斉射撃を行なった。

大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」乗組員は、空中目標を高射ミサイル複合体「キンジャール」及びAK-630で撃破し、海上標的を艦載砲AK-100で破壊した。
コテリヌイ島沿岸では、高射ミサイル砲複合体「パーンツィリ-S1」が対空防衛を保障した。

ロシアは積極的な北極へのインフラストラクチュアの展開を2012年から開始した。
この時以来、北方艦隊は定期的に北極航海を行ない、北海航路の安全を保障している。



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2018年8月8日、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」を旗艦とする北方艦隊艦船支隊は、7度目となる北極圏への遠距離航海へ出発しました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船支隊は7回目の北極圏航海へ出発した]

[北方艦隊艦船支隊](指揮官オレグ・ゴルべフ中将)
大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」
大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」
大型揚陸艦「コンドポガ」
海洋掃海艦「ウラジーミル・グマネンコ」
砕氷船「イリヤー・ムーロメツ」
後方支援船「エリブルス」
給油船「セルゲイ・オシポフ」
救助曳船「パミール」
サルベージ船KIL-143

(「ウラジーミル・グマネンコ」「エリブルス」は途中からオビ湾で別行動)

バレンツ海を航行中、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、同海域で操業している漁船のモニタリング及び監視を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフはバレンツ海で漁業監視を行なった]

8月12日には、北極海で運用される石油採掘プラットフォーム「プリラズロムナヤ」をテロリストから防衛する為の演習を実施しました。
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[ロシア海軍北方艦隊艦船支隊は石油採掘プラットフォーム防衛演習を行なった]

8月13日にはカルスキエボロタ海峡を通過してカラ海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船支隊はカラ海へ入った]

8月14日、ロシア最北の港町ディクソンへ入港しました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船支隊はディクソン港へ到着した]

8月18日にディクソンを去りました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船支隊はディクソン港を去った]

8月21日、ヴィリキツキー海峡を通過してラプテフ海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船支隊はラプテフ海へ入った]

8月25日、北方艦隊艦船支隊は、近日中に行なわれる演習の準備の為、チクシ湾に投錨停泊しました。
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[ロシア海軍北方艦隊艦船支隊はチクシ湾に投錨停泊した]

8月28日、北方艦隊艦船支隊チクシ湾で上陸演習を行ないました。
演習には、北方艦隊キルケネス赤旗授与・第61独立海軍歩兵旅団及び第80独立自動車化射撃兵旅団(北極圏旅団)の他、ロシア空挺軍の部隊も参加しました。
[ロシア海軍北方艦隊の海軍歩兵旅団と北極自動車化射撃兵旅団は、空挺軍部隊と共に北極圏のチクシ湾で上陸演習を行なった]


北方艦隊艦船支隊は8月31日までにノヴォシビルスク諸島へ到着し、コテリヌイ島付近で演習を実施しました。

演習には、遠征部隊旗艦の大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」と、コテリヌイ島に駐留する第99戦術グループ地対艦ミサイル「ルベーシュ」(「テルミート」(SS-N-2スティックス)の地上発射型)と、高射ミサイル砲複合体「パーンツィリ-S1」が参加しました。

沿岸ミサイル複合体「ルベーシュ」
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高射ミサイル砲複合体「パーンツィリ-S1」
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