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演習『ヴォストーク-2018』へ参加するロシア海軍太平洋艦隊の掃海艦艇は太平洋及びオホーツク海で掃海演習を行なった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア連邦国防省情報・マスコミュニケーション部発表
2018年9月12日12時0分配信
【太平洋艦隊の掃海艦グループは演習『ヴォストーク』の枠組みで太平洋の対機雷保障任務の遂行へ着手した】

軍(部隊)演習『ヴォストーク-2018』の枠組みで、太平洋艦隊機雷掃海艦連合部隊所属艦から成る掃海艦グループ、捜索打撃艦グループは、太平洋及びオホーツク海水域において、順調な作戦モードを保障する任務の遂行へ着手した。

掃海艦グループは、太平洋艦隊の海上航空隊の航空機及びディーゼル潜水艦連合部隊と協同で機雷捜索及び機雷敷設のエピソードへ取り組んだ。

機雷の捜索及び掃海は、様々な艦船グループ、打撃艦グループ及び捜索打撃艦グループの展開ルート上で、接触及び非接触掃海具により行なわれた。
機雷の脅威が高い海域の分析データと掃海作戦の結果は演習統制本部へ報告された。

捜索打撃艦グループは、対潜航空機Il-38及び対潜ヘリコプターKa-27PLと協同で仮想敵潜水艦の捜索及び発見の任務へ取り組んだ。

この実地行動のエピソードには、太平洋艦隊の10隻以上の海洋掃海艦及び基地掃海艇、約15隻の大型対潜艦及び小型対潜艦が関わった。

[参照]
2018年のロシア連邦軍の訓練計画に沿って、9月11日から17日まで、ロシア連邦国防相セルゲイ・ショイグ上級大将の統制下で、極東領域及び海上エリア、太平洋隣接海域で、軍(部隊)演習『ヴォストーク-2018』が実施される。

組織的軍事運用には、東方軍管区、中央軍管区の軍(部隊)、北方艦隊の部隊(軍)、空挺軍の連合部隊、航空宇宙軍軍事輸送航空隊が来る。
演習には総計で約30万名の将兵、1000機以上の航空機、ヘリコプター、無人飛行装置、36000両の戦車、装甲輸送車と他の車両、80隻の艦及び支援船が参加する。



『ロシア通信社ノーボスチ』より
【演習『ヴォストーク-2018』】

『タス通信』より
【演習『ヴォストーク-2018』】

2018年9月11日から17日まで、ロシア極東部大規模演習『ヴォストーク-2018』が実施されます。


ロシア海軍からは、北方艦隊太平洋艦隊の艦船約80隻が参加します。

演習初日(9月11日)、北方艦隊チュクチ海沿岸のヴァンカレム岬付近で上陸演習を行ないました。
[演習『ヴォストーク-2018』へ参加するロシア海軍北方艦隊艦船支隊はチュクチ海で上陸演習を行なった]

同日、太平洋艦隊大型揚陸艦は、海軍歩兵部隊を乗せて出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の揚陸艦部隊は演習『ヴォストーク-2018』へ参加する]

演習2日目(9月12日)、北方艦隊チュクチ海沿岸のヴァンカレム岬付近で破壊工作員を撃破する演習を行ないました。
[演習『ヴォストーク-2018』へ参加するロシア海軍北方艦隊艦船支隊はヴァンカレム岬で破壊工作への対処演習を行なった]

同日、太平洋艦隊掃海艦艇及び対潜艦の演習が行なわれました。

具体的な艦名は公表されていませんが、現在、太平洋艦隊に所属する大型対潜艦/小型対潜艦海洋掃海艦/基地掃海艇は、以下の通りですから、殆ど全ての艦が参加したようです。
(大型対潜艦4隻、小型対潜艦8隻、海洋掃海艦2隻、基地掃海艇7隻)

[第44対潜艦旅団](ウラジオストク)
大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」、「アドミラル・ヴィノグラードフ」、「アドミラル・パンテレーエフ」
(「マルシャル・シャーポシニコフ」は近代化改装中)

[第11水域防護艦大隊](ウリス湾)
小型対潜艦MPK-221、「コレーエツ」、「メチェーリ」、「ウスチ・イリムスク」
基地掃海艇BT-100、BT-114、BT-232

[第38独立水域防護艦大隊](ソヴィエツカヤ・ガヴァニ)
小型対潜艦「ホルムスク」、「ソヴィエツカヤ・ガヴァニ」、基地掃海艇BT-256、BT-215、BT-245

[第117水域防護艦大隊](ペトロパブロフスク・カムチャツキー)
小型対潜艦MPK-82、MPK-107、海洋掃海艦MT-264、MT-265、基地掃海艇BT-325
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