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空母ヴィクラマーディティヤに使われている外国製品に問題が生じた

今年12月に就役する筈だったインド空母「ヴィクラマーディティヤ」(旧ロシア海軍重航空巡洋艦「アドミラル・ゴルシコフ」)ですが、試験中にボイラーが損傷し、引き渡し時期が延期されます。
[空母ヴィクラマーディティヤ、引渡し延期?]
[空母ヴィクラマーディティヤは23ノットでセヴェロドヴィンスクへ向かっている]
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そして9月21日金曜日、ロシア造船業の総元締めである「統合造船業営団」総裁アンドレイ・ジャチコフ氏は、空母「ヴィクラマーディティヤ」の不具合の原因と今後の予定について述べました。


『ロシア通信社ノーボスチ』より
2012年9月21日14時50分配信
【航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」試験で新たな問題が明確にされた】

インド海軍で使用される空母「ヴィクラマーディティヤ」には、ロシア製以外にも、NATO加盟国で製造された機器も載せられています。
これらの機器は、NATO側からインドへ供給され(言い換えればインドが西側から購入)、「ヴィクラマーディティヤ」に載せられたのですが、同艦の白海及びバレンツ海における航海試験中に、これらの機器に問題が有る事が明らかになりました。

具体的には、3基の冷凍機窒素ガスジェネレーターなどであり、これらの機器はポーランドイギリスで製造されました。


2012年9月21日14時54分配信
【航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」の破損したボイラーは来年5月までに修理されるだろう】

ジャチコフ氏は、こう述べました。
「私共の計算では、修理作業には推定で5~7ヶ月掛かります。
作業は、2013年5月に完了するように予定されています」


ボイラーの修理に必要な材料(耐火レンガなど)は既に発注されているとの事です。


2012年9月21日15時24分配信
【試験中に崩れた「ヴィクラマーディティヤ」の耐火レンガは中国で製造された】

「ヴィクラマーディティヤ」ボイラーKVG-3Dは、軽油を燃料として使用し、耐熱材として以前のアスベストの代わりに耐火レンガを使用していますが、この耐火レンガは中国製でした。

ジャチコフ氏の発言
「このボイラーはインド側の要求により製造されました。ロシア海軍のボイラーは重油を使用しておりますが、インド側は、ディーゼル燃料(軽油)で動作するボイラーを使うように要求したのです」

「艦の航海試験中、ボイラーは、最大速力を発揮できませんでした。それは最大出力の40パーセントで試験を行なっていたのですが、100パーセントのフル出力を発揮した際、ボイラー内部の耐火レンガの部分的な瓦解が見られました」

中国製の耐火レンガを使ったことに関しては、こう述べています。
「残念な事に、この材料(耐火レンガ)のロシアにおける生産基盤は失われておりまして」


つまり、空母「ヴィクラマーディティヤ」の不具合は、外国で製造された製品によるものという事です。
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