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ポンプジェット潜水艦アルローサはセヴァストーポリへ戻った

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より。
ロシア連邦軍南方軍管区広報サービス発表

【黒海艦隊の潜水艦「アルローサ」はセヴァストーポリへ帰って来た】

黒海艦隊ディーゼル潜水艦「アルローサ」は、計画修理後のクロンシュタットからセヴァストーポリへの移動を完了した。

スペインセウタ港へ寄港するまではバルト艦隊救助曳船SB-921が同行し、艦隊間移動の最終段階-セウタからセヴァストーポリまでは、黒海艦隊救助曳船「シャフテル」が同行し、本日(9月21日)、セヴァストーポリへ到着した。

昨年5月~6月、アントン・ザイツェフ2等海佐が指揮する「アルローサ」は、黒海艦隊の救助船支隊の一員としてスペインカルタヘナ港への航海を実施し、遭難した潜水艦乗組員の捜索救助の為の国際演習「ボールド・モナーク-2011」に初めて参加した。
その後、計画修理の為、クロンシュタットへ移動した。

潜水艦のバルト艦隊から黒海艦隊への艦隊間移動には、ちょうど1ヶ月掛かった。

短期間の休養の後、「アルローサ」乗組員は、黒海艦隊の戦闘訓練計画に従い、任務の遂行を開始する。

[参照]
ディーゼル潜水艦「アルローサ」は、1988年5月7日に造船工場「クラースノエ・ソルモーヴォ」の船台で起工された。

1989年11月、潜水艦は内陸水路で黒海へ移動し、海軍旗を掲揚した。

1997年以降、潜水艦の乗組員は、5回に渡り魚雷発射で海軍総司令官から表彰を受けた。


[ポンプジェット潜水艦アルローサ(旧ブログ)]

潜水艦B-871「アルローサ」は、8月21日にクロンシュタットを出港し、母港セヴァストーポリへ向かいました。
[ポンプジェット潜水艦アルローサは黒海へ戻る]
[ポンプジェット潜水艦アルローサは英仏海峡を通過した]

9月4日、ジブラルタル海峡を通過し、スペイン領セウタへ入港しました。
[ポンプジェット潜水艦アルローサはスペインのセウタを訪問した]


9月6日、セウタ港を出港し、セヴァストーポリへ進路を取りました。
[ポンプジェット潜水艦アルローサはスペインのセウタ港を出港した]

そして9月21日、セヴァストーポリへ到着しました。

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記事中にある「艦隊間移動」Межфлотский переход というのは、ロシア連邦海軍4個方面艦隊(北方艦隊、太平洋艦隊、バルト艦隊、黒海艦隊)の間の基地から基地への移動です。

今回の潜水艦「アルローサ」の場合は、バルト艦隊クロンシュタット基地から黒海艦隊セヴァストーポリ基地への移動でした。

2010年春には、北方艦隊重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」と、黒海艦隊親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」「艦隊間移動」を行ないました。

この時には、「ピョートル・ヴェリキー」北方艦隊セヴェロモルスク基地から太平洋艦隊フォーキノ基地へ移動、「モスクワ」黒海艦隊セヴァストーポリ基地から太平洋艦隊フォーキノ基地への移動でした。
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