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ルビーン設計局はロシア海軍の潜水艦の為の非大気依存発電装置(AIP機関)の開発を進めている

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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2018年9月20日11時13分配信
【『ルビーン』:潜水艦の為の嫌気性エンジンの開発は計画下で行なわれている】

潜水艦の為の非大気依存発電装置の開発は計画下で行なわれており、試験が始まっている。
9月20日・木曜日、『中央海洋工学設計局ルビーン』総取締役イーゴリ・ヴィリニトは、サンクトペテルブルクの『アドミラルティ造船所』で開催されたプロジェクト677潜水艦の最初の生産艦「クロンシュタット」の進水式典において語った。


非大気依存(嫌気性)発電装置の主な利点は、潜水艦の隠密性の増大である。
潜水艦は、より長期間~2-3週間まで浮上する事無く水中に居たまま蓄電池を充電する機会を得る。

2016年初頭、メディアは、2017年には嫌気性エンジンを装備する新たなロシア通常動力潜水艦「カリーナ」の建造を開始できると伝えた。
しかし2017年夏、海軍副総司令官(軍備担当)ヴィクトール・ブルスク中将は、非大気依存発電装置の開発の為の基盤となるのはプロジェクト677「ラーダ」であると『Mil.Press FlotProm』特派員へ語った。

「ルビーンは有用なプロトタイプの作業を提示した後で、我々は、この装置を有する潜水艦を設計する決定を下しました。
その為の基盤となるのは、全て同様にプロジェクト677となる予定です」
ヴィクトール・ブルスク
は説明した。

以前、ロシア海軍は、『ルビーン』から用意の整った嫌気性装置を受け取るのは、2021~2022年を見込んでいると表明した。

2010年から、サンクトペテルブルク機械製造局『マラヒート』は、閉サイクルで動作するガスタービンエンジンを有する非大気依存発電装置の作成作業の実行を主導しており、2015年、研究試験を行なう時期までの動作模型モデルを受け取った。



ロシア海洋工学中央設計局『ルビーン』は、通常動力潜水艦の為の新たな非大気依存発電装置(AIP機関)改質型燃料電池の開発を進めています。

この非大気依存機関は、2011年12月初頭に陸上試験の最初の段階を終えています。
[ロシアは新たなAIP機関の試験を終えた]

その後も陸上試験は続けられました。
[ロシア海軍の新世代潜水艦の為のAIP機関の試験は進んでいる]

海洋工学中央設計局『ルビーン』によると、新たな非大気依存発電装置(AIP機関)の開発は既に完了しています。
[ロシア海軍第5世代通常動力潜水艦カリーナ級の為の非大気依存発電装置(AIP)の開発は完了した]

今後建造されるロシア第5世代通常動力潜水艦「カリーナ」級には、このAIP機関が搭載されます。
[ロシア第5世代通常動力潜水艦プロジェクト「カリーナ」]

「カリーナ」級へ搭載する前に、別の艦でAIP機関の洋上試験が行なわれ、2021~2022年の完了が予定されています。
[ロシア海軍の第5世代通常動力潜水艦の為の非大気依存発電装置(AIP機関)の洋上試験は2021年に完了する]

AIP機関の試験を行なうのは、現在建造中の第4世代通常動力潜水艦「ラーダ」級になるようです。
[プロジェクト677ラーダ潜水艦]


この他、ルビーン設計局は、潜水艦用のリチウムイオン電池の開発も進めています。
[ロシアは潜水艦用のリチウムイオン電池の試験に成功した]

更には、ロシアのもう1つの潜水艦設計局である『マラヒート』閉サイクル型AIP機関を開発しています。
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