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潜水艦ラーダ級2番艦にはリチウムイオン電池、3番艦にはAIPが搭載される

サンクトペテルブルク市「アドミラルティ造船所」総取締役アレクサンドル・ブザコフ氏は『ロシア通信社ノーボスチ』のインタビューに応じ、「ラーダ」級潜水艦について述べました。
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『ロシア通信社ノーボスチ』より。
2012年9月21日11時38分配信
【潜水艦「サンクトペテルブルク」は試験で戦闘任務を実行する】

2010年に就役し、バルト艦隊に所属している「ラーダ」級1番艦「サンクトペテルブルク」は、9月末にバルト海を出て、北方艦隊の基地へ回航されます。

同艦は北方艦隊で戦闘任務に就き、各種複合体の試験を実施するとの事です。


2012年9月21日12時31分配信
【プロジェクト「ラーダ」潜水艦は新たな発電設備を装備できる】

来年(2013年)から建造が再開される「ラーダ」級2番艦「クロンシュタット」には、従来のバッテリーに代わり、リチウムイオン電池が搭載されます。
同艦の完成は2015年の予定です。

リチウムイオン電池は2013年から開発に着手されます。
『ロシア通信社ノーボスチ』より。
2012年7月27日10時24分配信
【ロシアは2013年に潜水艦の為のリチウムイオン電池の開発に着手する】

そして「ラーダ」級3番艦「セヴァストーポリ」には、海洋工学中央設計局「ルビーン」が開発した非大気依存発電装置(いわゆるAIP)が搭載されます。

この「非大気依存発電装置」は、昨年12月に地上試験を終えています。
[ロシアは新たなAIP機関の試験を終えた]


[新世代潜水艦ラーダ(アムール)級(旧ブログ)]
[新世代潜水艦ラーダ(アムール)級]

プロジェクト677「ラーダ」級潜水艦は3隻が起工され、1隻が就役しています。

[プロジェクト667「ラーダ」級]
B-585「サンクトペテルブルク」:1997年12月26日起工/2004年10月28日進水/2010年4月22日就役
B-586「クロンシュタット」:2005年7月28日起工
B-587「セヴァストーポリ」:2006年11月10日起工


ロシア海軍総司令官ヴィクトル・チルコフ提督は、7月末に「ラーダ」級潜水艦の建造再開を表明しています。
[ロシア海軍はラーダ級潜水艦の建造を再開する]

そして「統合造船業営団」総裁アンドレイ・ジャチコフ氏も、8月中旬に「ラーダ」級潜水艦の建造再開を表明しています。
[ラーダ級潜水艦は近い将来にロシア海軍へ就役する]

「統合造船業営団」国家防衛発注部長アナトーリー・シレモフ氏は、8月末に「ラーダ」級潜水艦が2013年から建造が再開されると述べました。
[ラーダ級潜水艦の建造は2013年に再開される]
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