fc2ブログ

ロシア海軍北方艦隊はノヴォシビルスク諸島のコテリヌイ島から超音速地対艦ミサイル"バスチオン"を発射した


『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2018年9月26日5時0分配信
【北方艦隊は北極の演習で初めて沿岸ミサイル複合体「バスチオン」を使用した】

本日、ノヴォシビルスク群島地域に居る北方艦隊部隊は、北極島嶼ゾーン及びロシア連邦の海岸を防護する為の演習を実施し、ミサイル射撃を行なった。

北極の戦術演習中、北方艦隊戦術グループへ軍備として供給され、コテリヌイ島(ノヴォシビルスク群島)で戦闘当直に就いている沿岸ミサイル複合体「バスチオン」が初めて使用された。

北方艦隊司令官ニコライ・エフメノフ大将が指摘したように、演習の結果を要約すると「沿岸ミサイル複合体バスチオン班は、60キロメートル以上離れた海上標的へのミサイル射撃を成功裏に実施し、北極での効果的な戦闘当直と、ロシア海岸及び島嶼ゾーンを保護する任務の遂行の準備態勢が確認された」

仮想敵艦船支隊を模してラプテフ海水域に配置された海上標的へのミサイル射撃は、コテリヌイ島沿岸から超音速対艦有翼ミサイル「オーニクス」により実施された。

沿岸ミサイル複合体「バスチオン」は、最近にコテリヌイ島へ海上輸送により到着した。

以前、北方艦隊戦術グループの基礎沿岸ミサイル複合体班は、沿岸ミサイル複合体「ルベーシュ」を使用していた。
8月末、戦術演習中に彼らは、沿岸から50キロメートル以上離れたラプテフ海水域に配置された標的へ、2基のミサイル「テルミート」を成功裏に命中させた。

北極インフラストラクチュアの要素の作成及び展開に関するロシアの積極的な活動は2012年に始まった。
この時から北方艦隊は定期的に北極航海を行ない、北海航路コースの通過エリアの安全を保障する任務を果たしている。
幾つかの北極ゾーンの群島には、最も現代的な空中及び水上状況を解明する分岐システムが形成されている。





ロシア海軍沿岸部隊沿岸ミサイル複合体「バスチオン」は、超音速対艦ミサイル「オーニクス」(ヤーホント)の地上発射ヴァージョンです。
[ロシア海軍の超音速対艦ミサイル"オーニクス"は近代化される]

これまでに黒海艦隊、北方艦隊、バルト艦隊、太平洋艦隊へ配備されています。

黒海艦隊「バスチオン」部隊はシリアにも派遣されています。
[シリアへ派遣されたロシア海軍黒海艦隊の地対艦ミサイル"バスチオン"の代わりとなる同型のミサイルがクリミア半島へ到着した]

2016年11月15日には、シリア領内テロリスト施設を攻撃しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新警備艦アドミラル・グリゴロヴィチはシリア領内のテロ組織へ巡航ミサイルを発射した]


北方艦隊への「バスチオン」の配備は、2016年2月から始まりました。
[ロシア海軍北方艦隊へ超音速地対艦ミサイル"バスチオン"が配備された]

2018年9月にはノヴォシビルスク諸島コテリヌイ島への配備が始まり、9月26日に初めての発射訓練を実施しました。
関連記事
スポンサーサイト