ロシア海軍太平洋艦隊将兵は函館のロシア領事館開設160周年記念式典へ参加した

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア沿海地方情報供給部(ウラジオストク市)発表
2018年10月5日5時28分配信
【太平洋艦隊船員は北海道で日本における最初のロシア領事館開設記念へ捧げられる式典に参加した】
太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」、大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」、大型海洋給油船「ボリス・ブトマ」で構成される太平洋艦隊艦船支隊の日本の北海道島の函館港への業務寄港は続けられている。
訪問計画に沿って、支隊の指揮官及び要員は、函館のロシア人墓地で、日本における最初のロシア領事館開設160周年に捧げられる追憶式典へ参加した。
1858年、同市において、日本で最初のロシア領事館の業務が開始され、東京にロシア大使館が設立され、同国で唯一の外交代表となる1874年まで続いた。
領事館の建物は、現在も保存されている。
同日午後、ロシア及び日本の船員は、親善スポーツ試合を開催し、綱引き及び陸上リレー競技で力強さを示す。
その後、太平洋艦隊及び日本海上自衛隊の将兵は、互いの戦闘艦を訪問する。
太平洋艦隊戦闘艦支隊は、10月4日に日本へ業務寄港の為に到着した。
2018年10月1日、ロシア太平洋艦隊のナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」(1990年1月7日就役)と大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」(1991年12月15日就役)は、大型海洋給油船「ボリス・ブトマ」(1978年10月30日就役)を伴い、3ヶ月以上に渡るアジア太平洋地域への遠距離航海へ出発しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊はアジア太平洋地域への遠距離航海へ出発した]

10月4日、太平洋艦隊艦船支隊は日本の函館へ入港しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグと大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフと大型海洋給油船ボリス・ブトマは日本の函館港を訪れた]
今年(2018年)は、函館にロシア領事館が開設されてから160周年に当たるので、これに関連する訪問のようです。
(1858年に最初のロシア領事ゴシケーヴィチ一行が着任した)
『函館日ロ交流史研究会』公式サイトより
【函館・ロシア略年表】
10月5日にはロシア領事館開設160周年記念式典が開催されました。
太平洋艦隊艦船支隊は10月7日まで函館に滞在し、ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」は、10月6日9時から14時まで、函館港の港町埠頭A岸壁で一般公開されます。


大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」は、2010年10月中旬にも函館を訪問しています。
親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」の日本訪問は、2011年9月下旬以来、7年ぶりになります。
この時には、舞鶴を訪れました。
日本を去った後、太平洋艦隊艦船支隊はは韓国を訪れ、10月10日から14日まで済州島で行なわれる「2018大韓民国海軍国際観艦式」へ参加します。
その後、太平洋艦隊艦船支隊は、中国海軍との合同演習『海洋協同-2018』及びインド海軍との合同演習『インドラ・ネイヴィー-2018』へ参加します。
2015年7月26日に採択されたロシア連邦の新たな海洋ドクトリンにおいて、中国とインドは主要パートナーに位置づけられています。
[ロシア連邦海洋ドクトリンは改訂された]
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