北極圏で大規模演習が開始された
9月21日、ロシア海軍北方艦隊を含むロシア西方軍管区は、北極圏で大規模演習を開始しました。

『ロシア連邦国防省公式サイト』より。
ロシア連邦軍西方軍管区広報サービス発表
2012年9月21日15時43分配信
【北方艦隊の艦船は異種間指揮幕僚演習を行なう為に海洋へと去った】
本日(9月21日)、重航空巡洋艦「アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・クズネツォフ」、大型対潜艦「アドミラル・チャバネンコ」、「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」、大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」、「コンドポガ」、小型対潜艦、小型ロケット艦、掃海艦、原子力潜水艦、ディーゼル潜水艦は、北方艦隊の戦闘訓練射爆場へと出航した。
北方艦隊の異種戦力艦船グループの構成には、約20隻の戦闘艦が含まれる。
異種間指揮幕僚演習遂行の枠組み内における北方艦隊戦力として出航した水上艦は、西方軍管区の航空・防空軍司令部、独立自動車化歩兵旅団と共に西方軍管区司令官アルカージー・バヒン大将の指揮下で北方艦隊の戦闘準備点検を実施する。
指揮幕僚演習中に、陸軍、海軍、空軍グループ戦力の共同活動が行なわれる。
北海航路ゾーンを含む北極圏におけるロシアの国益保護の為に。
北方艦隊の水上戦力は、北極圏地域に位置する海洋方面の戦略的および経済的に重要な施設の防衛任務を遂行する。
演習のエピソードの一つとして、海洋からの揚陸作戦が実施されるだろう。
戦闘訓練で最初に実施される施策の種類が、民間施設の安全保障の課題の解決である点は注目される:
それは北極圏エリアに設置された科学ステーション、掘削複合体、エネルギー施設である。
この目的の為、指揮幕僚演習の枠組みにおいて北極圏エリアの北海航路ゾーンでは大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」と重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」が行動する。
これまでの間に、重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」乗組員は、ラプテフ海エリアにおいて高射複合体及び砲の発射を成功裏に実施している。
異種間指揮幕僚演習には、合計して7000名の構成要員と150両の戦闘車両が参加する。
演習のエピソードは、バレンツ海の戦闘訓練射爆場、北極圏エリアの北海航路ゾーン、ムルマンスク地域のペチェンガ地帯の沿岸射爆場、スレドニー半島、ルイバチー半島で仕上げられる。
演習は、9月27日に終了する。

今回の演習の総指揮官である西方軍管区司令官アルカージー・ヴィクトロヴィチ・バヒン大将は1956年5月8日生まれ、現在56歳です。
バルト3国の一つであるリトアニア共和国出身です。

1977年に少尉任官後は一貫して歩兵将校として勤務し、2010年10月28日にロシア西方軍管区司令官に就任しました。
記事中の「独立自動車化射撃兵旅団」は、おそらくペチェンガに駐留する第200独立自動車化射撃兵旅団の事でしょう。
「航空・防空軍司令部」は、ロシア空軍の第1航空・防空軍司令部を指しています。
北方艦隊からは、重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」、大型対潜艦2隻、大型揚陸艦2隻などが参加します。

この他、重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は9月12日から北極海で行動中です。
[原子力巡洋艦ピョートル・ヴェリキー北極海遠征]
ロシア北方艦隊の作戦可能状態にある主要水上艦は、重航空巡洋艦1隻、重原子力ロケット巡洋艦1隻、大型対潜艦4隻、駆逐艦1隻、大型揚陸艦4隻ですから、その過半数が出航している事になります。

『ロシア連邦国防省公式サイト』より。
ロシア連邦軍西方軍管区広報サービス発表
2012年9月21日15時43分配信
【北方艦隊の艦船は異種間指揮幕僚演習を行なう為に海洋へと去った】
本日(9月21日)、重航空巡洋艦「アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・クズネツォフ」、大型対潜艦「アドミラル・チャバネンコ」、「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」、大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」、「コンドポガ」、小型対潜艦、小型ロケット艦、掃海艦、原子力潜水艦、ディーゼル潜水艦は、北方艦隊の戦闘訓練射爆場へと出航した。
北方艦隊の異種戦力艦船グループの構成には、約20隻の戦闘艦が含まれる。
異種間指揮幕僚演習遂行の枠組み内における北方艦隊戦力として出航した水上艦は、西方軍管区の航空・防空軍司令部、独立自動車化歩兵旅団と共に西方軍管区司令官アルカージー・バヒン大将の指揮下で北方艦隊の戦闘準備点検を実施する。
指揮幕僚演習中に、陸軍、海軍、空軍グループ戦力の共同活動が行なわれる。
北海航路ゾーンを含む北極圏におけるロシアの国益保護の為に。
北方艦隊の水上戦力は、北極圏地域に位置する海洋方面の戦略的および経済的に重要な施設の防衛任務を遂行する。
演習のエピソードの一つとして、海洋からの揚陸作戦が実施されるだろう。
戦闘訓練で最初に実施される施策の種類が、民間施設の安全保障の課題の解決である点は注目される:
それは北極圏エリアに設置された科学ステーション、掘削複合体、エネルギー施設である。
この目的の為、指揮幕僚演習の枠組みにおいて北極圏エリアの北海航路ゾーンでは大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」と重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」が行動する。
これまでの間に、重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」乗組員は、ラプテフ海エリアにおいて高射複合体及び砲の発射を成功裏に実施している。
異種間指揮幕僚演習には、合計して7000名の構成要員と150両の戦闘車両が参加する。
演習のエピソードは、バレンツ海の戦闘訓練射爆場、北極圏エリアの北海航路ゾーン、ムルマンスク地域のペチェンガ地帯の沿岸射爆場、スレドニー半島、ルイバチー半島で仕上げられる。
演習は、9月27日に終了する。

今回の演習の総指揮官である西方軍管区司令官アルカージー・ヴィクトロヴィチ・バヒン大将は1956年5月8日生まれ、現在56歳です。
バルト3国の一つであるリトアニア共和国出身です。

1977年に少尉任官後は一貫して歩兵将校として勤務し、2010年10月28日にロシア西方軍管区司令官に就任しました。
記事中の「独立自動車化射撃兵旅団」は、おそらくペチェンガに駐留する第200独立自動車化射撃兵旅団の事でしょう。
「航空・防空軍司令部」は、ロシア空軍の第1航空・防空軍司令部を指しています。
北方艦隊からは、重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」、大型対潜艦2隻、大型揚陸艦2隻などが参加します。

この他、重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は9月12日から北極海で行動中です。
[原子力巡洋艦ピョートル・ヴェリキー北極海遠征]
ロシア北方艦隊の作戦可能状態にある主要水上艦は、重航空巡洋艦1隻、重原子力ロケット巡洋艦1隻、大型対潜艦4隻、駆逐艦1隻、大型揚陸艦4隻ですから、その過半数が出航している事になります。
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