ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊は日本の函館港を去った

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2018年10月7日8時37分配信
【太平洋艦隊艦船支隊は日本への訪問を完了した】
本日(10月7日)、太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」、大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」、大型海洋給油船「ボリス・ブトマ」で構成される太平洋艦隊艦船支隊は、日本の北海道島の函館港への業務寄港を完了し、日本海上自衛隊の海軍基地を去った。
10月4日から6日までの期間、訪問プログラムに沿って、航海指揮官の太平洋艦隊潜水艦部隊参謀長エドゥアルト・ミハイロフ少将と艦長は、海軍基地司令部、警察、函館市庁への表敬訪問を行なった。
支隊の指揮官及び要員は、日本における最初のロシア領事館開設160周年に捧げられる追憶式典へ参加し、日本船員との親善スポーツ試合を開催した。
更に太平洋艦隊及び日本海上自衛隊の将兵は、互いの戦闘艦を訪問した。
太平洋艦隊艦船支隊は、アジア-太平洋地域での任務遂行を継続する。
2018年10月1日、ロシア太平洋艦隊のナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」(1990年1月7日就役)と大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」(1991年12月15日就役)は、大型海洋給油船「ボリス・ブトマ」(1978年10月30日就役)を伴い、3ヶ月以上に渡るアジア太平洋地域への遠距離航海へ出発しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊はアジア太平洋地域への遠距離航海へ出発した]

10月4日、太平洋艦隊艦船支隊は日本の函館へ入港しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグと大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフと大型海洋給油船ボリス・ブトマは日本の函館港を訪れた]
今年(2018年)は、函館にロシア領事館が開設されてから160周年に当たるので、これに関連する訪問でした。
(1858年に最初のロシア領事ゴシケーヴィチ一行が着任した)
『函館日ロ交流史研究会』公式サイトより
【函館・ロシア略年表】
10月5日にはロシア領事館開設160周年記念式典が開催されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊将兵は函館のロシア領事館開設160周年記念式典へ参加した]
10月6日、ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」は函館港の港町埠頭A岸壁で一般公開されました。


そして10月7日に函館を去りました。
日本を去った後、太平洋艦隊艦船支隊は韓国を訪れ、10月10日から14日まで済州島で行なわれる「2018大韓民国海軍国際観艦式」へ参加します。
その後、太平洋艦隊艦船支隊は、中国海軍との合同演習『海洋協同-2018』及びインド海軍との合同演習『インドラ・ネイヴィー-2018』へ参加します。
2015年7月26日に採択されたロシア連邦の新たな海洋ドクトリンにおいて、中国とインドは主要パートナーに位置づけられています。
[ロシア連邦海洋ドクトリンは改訂された]
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