プロジェクト11711(イワン・グレン型)大型揚陸艦2番艦ピョートル・モルグノフは2019年にロシア海軍へ引き渡される

『タス通信』より
2018年10月9日17時40分配信
【海軍は大型揚陸艦「ピョートル・モルグノフ」を2019年に受け取る】
モスクワ、10月9日/タス通信
プロジェクト11711大型揚陸艦「ピョートル・モルグノフ」は、2019年にロシア海軍への引き渡しが計画されている。
『タス通信』は、この艦を建造しているカリーニングラードの沿バルト造船工場『ヤンターリ』広報サービスより伝えられた。
以前、「ピョートル・モルグノフ」は、、2018年末にロシア海軍への引き渡しが計画されていると報じられた。
「ロシア連邦国防省との合意の下のスケジュールにおいて、大型揚陸艦ピョートル・モルグノフの引き渡しは2019年に計画されております」
同社は伝えた。
工場は、結果的に、このプロジェクトのトップ艦「イワン・グレン」は引き渡され、最初の生産艦「ピョートル・モルグノフ」は「各々の要素を改善する為の活動が実施されている」事を指摘した。
「今、この作業は遂行され、受注品への艦内への電力受入及び試験実施の準備が行なわれています。
係留試験は、今年末までの開始が計画されており、2019年1月には、艦の乗組員の居住が保障されます」
『ヤンターリ』広報サービスは説明した。
以前、『クラースナヤ・ズヴェズダー』紙は、大型揚陸艦「ピョートル・モルグノフ」は2019年前半に試験の為に出航し、それが完了した後に海軍へ引き渡されると報じた。
大型揚陸艦「ピョートル・モルグノフ」は、2015年7月11日に起工され、今年に進水した。
海軍は、このシリーズは合計2隻とする事を決定した。度重なる設計変更が故に建造に20年以上掛かったトップ艦「イワン・グレン」と、最初の生産艦(2番艦)、大型揚陸艦「ピョートル・モルグノフ」である。
プロジェクト11711艦の満載排水量は約6000トンであり、最近に建造された最も大きな水上艦である。
その前のプロジェクト11711(コード名「タピル」)大型揚陸艦は4300トンである。
ロシア連邦海軍において、このクラスの艦で最も数の多いプロジェクト775は4400トンである。
[プロジェクト11711大型揚陸艦(イワン・グレン型)]

プロジェクト11711大型揚陸艦の2番艦は、当初2010年に起工される予定でしたがキャンセルされ、2014年9月に改めて建造が決定されました。
[ロシア海軍の大型揚陸艦イワン・グレン型の2番艦が建造される]
「ピョートル・モルグノフ」と命名された2番艦の為の工事は2014年12月から始まりました。
[プロジェクト11711大型揚陸艦2番艦ピョートル・モルグノフの建造が始まった]
2015年6月11日、「ピョートル・モルグノフ」の起工式典が開催されました。
[ロシア海軍の為のイワン・グレン型揚陸艦2番艦ピョートル・モルグノフは起工された]
その後、屋外造船台で船体の組み立てや上部構造物の取り付けなどが進められました。
起工から約3年を経た2018年5月25日に進水しました。
[ロシア海軍の為のプロジェクト11711大型揚陸艦2番艦ピョートル・モルグノフは進水した]
現在は造船所の岸壁で艤装工事が進められています。

「ピョートル・モルグノフ」のロシア海軍への引き渡しは、2019年に予定されています。
プロジェクト11711大型揚陸艦の1番艦「イワン・グレン」は、2018年6月20日に就役しています。
[プロジェクト11711大型揚陸艦の1番艦イワン・グレンはロシア海軍へ就役し、北方艦隊へ編入された]
プロジェクト11711の建造は2隻(イワン・グレン、ピョートル・モルグノフ)で終了し、今後、新設計の大型揚陸艦が建造されます。
[ロシア海軍の新世代大型揚陸艦は2021年に起工される]
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