ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊は東シナ海で潜水艦の捜索演習を行なった

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2018年10月17日4時37分配信
【太平洋艦隊艦船支隊は東シナ海で演習を実施した】
太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」、大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフ」、大型海洋給油船「ボリス・ブトマ」で構成される太平洋艦隊艦船支隊は、アジア-太平洋地域で遠距離航海任務の遂行を続けている。
東シナ海では、支隊の対潜演習の枠組みにおいて、仮想敵潜水艦の捜索及び追跡の課題へ取り組んだ。
大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフ」乗組員は、艦載航空グループと連携して対潜ヘリコプターKa-27のフライトを支援した。
飛行士は偵察飛行を行ない、指定海域で仮想敵潜水艦の捜索を実施した。
更に、通信、合同戦術操艦、艦のダメージコントロールの訓練が行なわれた。
対テログループは、艦への高速小型艇の攻撃の危険性が発生する際の実地活動へ取り組んだ。
これらの部隊の将兵は、狭い海域での艦の保護及び防衛の実地技量を向上させる。
太平洋艦隊艦船支隊は、10月1日にウラジオストクから3ヶ月間の遠距離航海へ出発した。
航行期間中に艦船は、ロシア-インド両国海軍の演習『インドラ・ネイヴィー-2018』を含め、国防省の軍事協力計画により提供される一連の活動へ参加し、
以前の10月15日、太平洋艦隊の艦は朝鮮共和国(大韓民国)への業務寄港を完了した。
2018年10月1日、ロシア太平洋艦隊のナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」(1990年1月7日就役)と大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」(1991年12月15日就役)は、大型海洋給油船「ボリス・ブトマ」(1978年10月30日就役)を伴い、3ヶ月以上に渡るアジア太平洋地域への遠距離航海へ出発しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊はアジア太平洋地域への遠距離航海へ出発した]

10月4日、太平洋艦隊艦船支隊は日本の函館へ入港しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグと大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフと大型海洋給油船ボリス・ブトマは日本の函館港を訪れた]
今年(2018年)は、函館にロシア領事館が開設されてから160周年に当たるので、これに関連する訪問でした。
(1858年に最初のロシア領事ゴシケーヴィチ一行が着任した)
『函館日ロ交流史研究会』公式サイトより
【函館・ロシア略年表】
10月5日にはロシア領事館開設160周年記念式典が開催されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊将兵は函館のロシア領事館開設160周年記念式典へ参加した]
10月6日、ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」は函館港の港町埠頭A岸壁で一般公開されました。


太平洋艦隊艦船支隊は10月7日に函館を去りました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊は日本の函館港を去った]
10月10日、太平洋艦隊艦船支隊は大韓民国の済州島へ到着しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊は大韓民国の済州島へ到着した]


太平洋艦隊艦船支隊は、10月11日に済州島沖で行なわれた「2018大韓民国海軍国際観艦式」へ参加しました。
『中央日報』(日本語版)より
2018年10月11日8時57分配信
【済州国際観艦式、米空母など国内外艦艇41隻が参加…日中は代表団のみ派遣】
10月15日に済州島を去りました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊は大韓民国の済州島を去った]
その後、艦船支隊は東シナ海へ入り、10月17日には潜水艦を捜索する演習を行ないました。

- 関連記事
-
- ロシア海軍太平洋艦隊の艦船は中国の青島港で一般公開された
- ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊は中国の青島港を訪れた
- ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊は東シナ海で潜水艦の捜索演習を行なった
- ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊は大韓民国の済州島を去った
- ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊は大韓民国の済州島へ到着した
スポンサーサイト