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原子力巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは遭難船救助訓練を行なった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より。
ロシア連邦軍西方軍管区広報サービス発表
2012年9月25日14時19分配信
【ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」乗員は北海航路上で船を援助する演習を行なった】

重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」乗員は、カラ海において、北極圏の北海航路上で遭難したという想定下の船を援助する演習を行なった。

巡洋艦の要員は救助曳船「アルタイ」乗組員と共同で、荒れた海上及び天候下において沈没したという想定の下で船の乗員の避難、積み荷の転送の訓練を行なった。
演習中のエピソードとして、避難者の安全確保、艦船の連携機動、国際海洋基準に沿った周波数を使用する組織的な通信が仕上げられた。
連携機動の実施に当たり、最小限の許容安全距離まで艦は接近した。

遭難した想定の船の援助訓練は、北方艦隊部隊、航空・防空軍司令部、更には西方軍管区の総合兵科部隊が参加する西方軍管区の異種間演習の枠組み内で実施された。

現在、カラ海エリアでは、重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」、大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」、「アドミラル・チャバネンコ」、大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」、そして保障船から成る北方艦隊司令官ウラジーミル・コロリョフ中将の指揮下の有力な北方艦隊異種戦力部隊の行動が継続されている。

指揮幕僚演習には、合計して7000名の構成要員、約20隻の水上艦及び潜水艦、約30機の航空機、150両以上の戦闘車両が参加する。

重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は9月12日にセヴェロモルスクを出航した。
巡洋艦は、現在までに2300海里以上を航行しており、乗組員は艦載兵装のミサイル複合体及び砲の発射を実施している。
数十回の艦内訓練が行なわれ、対空防衛、更には、「敵」に扮した潜水艦の探知訓練が実施された。

巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」の航海は、世界の大洋の戦略的に重要な海域におけるロシア海軍の艦船の常時滞在を復活させる我が国(ロシア)の海洋ドクトリンの枠組みにおいて実施される。


テレビ局『ズヴェズダー』動画ニュースより
2012年9月25日16時20分配信
【原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は戦闘当直に赴く】


[原子力巡洋艦ピョートル・ヴェリキー北極海遠征]

9月21日、北方艦隊を含むロシア西方軍管区の大規模演習が北極圏において開始されました。
[北極圏で大規模演習が開始された]

北方艦隊からは、以下の艦が参加します。

重航空巡洋艦「アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・クズネツォフ」
大型対潜艦「アドミラル・チャバネンコ」
大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」
大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」
大型揚陸艦「コンドポガ」
小型対潜艦
小型ロケット艦
掃海艦
原子力潜水艦
ディーゼル潜水艦


この内、以下の艦船はカラ海に居るようです。

大型対潜艦「アドミラル・チャバネンコ」
大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ」
大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」
保障船(救助曳船「アルタイ」と「パミール」)


そして「ピョートル・ヴェリキー」も、カラ海に居るようです。
以前には、ノヴォシビルスク諸島コテリヌイ島付近まで進出しましたが、カラ海へ戻って来ているようです。
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